食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04290810475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、遺伝子組換え雌ヒツジが市場に混入したことに関する健康への影響に関する報告書を発表 |
資料日付 | 2015年6月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は6月23日、遺伝子組換え雌ヒツジが市場に混入したことに関する健康への影響について報告書を発表した 市場に混入したのは雌の子ヒツジ(Rubisと命名)で、フランス国立農学研究所(INRA)の医療応用研究の目的でゲノムに「緑色蛍光たん白」(Green Fluorescent Protein)というたんぱく質をコードした遺伝子が組み込まれている。INRAの資料によるとこのヒツジが市場へ混入したのは、INRAの関連機関の体制不備が原因である。 このヒツジの市場への混入による健康へのリスクに関して、INRAの意見と同様にANSESはほとんどリスクはないと結論付けた。 組込んだ遺伝子は食品の加熱(又は食品を加工する段階)で、次に消化器系で分解されるので、経口毒性はないと考えられる。残ったDNA断片が腸管バリアーを通過する可能性は、その影響もまだ分かっておらず、学会で討議が行われている。しかしこの混入はRubis事例一度だけで、一度のばく露のためヒトへの健康リスクは非常に低いと考えられる。このヒツジは組換え遺伝子を持つが、発現したたん白質は喫食する組織には検出されない。このたんぱく質へのばく露は毒性やアレルゲン性を示さず、一度の摂取によるばく露影響は無視できると考えられる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://www.anses.fr/fr/system/files/BIOT2015SA0136.pdf |