食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04290360343 |
タイトル | フランス衛生監視研究所(InVS)、ノルマンディ地域圏における新たな高度薬剤耐性菌の流行に関する報告書を発表 |
資料日付 | 2015年6月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)は6月29日、ノルマンディ地域圏における新たな高度薬剤耐性菌の流行に関する報告書を発表した。 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生腸内細菌(ESBL)に代表されるような多剤耐性菌の出現後、新たな薬剤耐性が出現し、治療が窮地に追い込まれている。新たな耐性が確認されたのは、グリコペプチド耐性エンテロコッカス・フェシウム(GRE)及びカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌(CPE)の2種類である。これらの細菌は新たな高度薬剤耐性菌(HRB)である。これらHRBは消化管内の常在細菌で、多剤に耐性を示し、他の細菌に移行可能な耐性機構を獲得している。HRBは病院や集団内で流行する可能性がある。流行は一部の地域では慢性化し、世界的に広まっている。 フランスにおける2種類のHRBの流行の状況は同様ではない。行政保健機関に報告のあったGREの感染事例は2009年まで増加し、2010~2011年には安定した。一方、CPEの感染事例は地域差が見られるが増加し続けている。オート・ノルマンディでは2010年にGRE、2011年にCPEの初感染例が報告された。バス・ノルマンディでは2009年にGRE、2011年にCPEの初感染例の報告があった。 現在フランスではEPC及びGREは新興の細菌である。全国に拡散しないために、またポスト抗生物質時代の到来を遅らせるためにも、高等公衆衛生審議会(HCSP)が推奨する他国で有効性が証明されている対策を的確に適用することが重要である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://www.invs.sante.fr/fr/Publications-et-outils/Bulletin-de-veille-sanitaire/Tous-les-numeros/Normandie/Bulletin-de-veille-sanitaire-Normandie.-n-15-Juin-2015 |