食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04290170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのステビオール配糖体(E960)の用途拡大の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2015年6月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月30日、食品添加物としてのステビオール配糖体(steviol glycosides)(E960)の用途拡大の安全性に関する科学的意見書(2015年6月9日採択、20ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAは、欧州委員会(EC)からの要請を受けて、提案されている用途拡大を考慮に入れ、食品添加物としての用途に由来するステビオール配糖体(E960)のばく露量評価を行った。EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は2010年、ステビオール配糖体(E960)の安全性に関する科学的意見書を採択し、許容一日摂取量(ADI)を4mg/kg体重/日と設定した。成人(訳注:18~64歳)及び小児(訳注:3~9歳)の両方における保守的な(訳注:より安全側に立った)ばく露量評価によって、提案されている最大使用濃度におけるばく露量が当該ADIを超える可能性のあることが示唆された。EFSAは2011年、修正提案された用途に基づきステビオール配糖体のばく露量評価を改めて行い、たとえ推定ばく露量を引き下げても、小児の高摂取群の食事経由ばく露量は、依然として当該ADIを超える可能性があると結論づけた。EFSAは2014年、加温飲料への用途拡大の申請について既に評価している。
2. 今般の推定ばく露量の見直しは、(1)現在認可されている用途、(2)EFSAの包括的欧州食品摂取データベース、(3)2014年のEFSAによる以前の意見書において評価された10mg/L(訳注:提出された最大使用濃度)ではなく、茶飲料、インスタントコーヒー製品及びインスタントカプチーノ製品にステビオール配糖体を29mg/L以下(ステビオール等量)で使用することが提案されている用途拡大、に基づいたものである。
3. ANSパネルは、高ばく露群の上位層の推定ばく露量(95パーセンタイル値:4.3mg/kg体重/日)においてADIを超えたままである(1か国の)幼児を除き、全体的にみれば、全年齢層の人口集団における推定平均ばく露量がADIの4mg/kg体重/日を下回ったままであることに留意した。
4. ANSパネルは、ステビオール配糖体(E960)に対する食事経由ばく露量は、2014年の推定ばく露量と類似しており、したがって安全性評価の結果を変更するものではないと結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/4146.pdf