食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04280040164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、オランダにおける食品由来カドミウムばく露量に関する報告書を発表 |
資料日付 | 2015年6月9日 |
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分類2 | - |
概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は6月9日、オランダにおける食品由来カドミウムばく露量に関する報告書を発表した。 2015年、RIVMはオランダにおける食品からのカドミウム摂取量を推定した。およそ10歳以下の子供の平均カドミウム摂取量は望ましい(desirable)量より多い。しかしながら、食品由来の生涯平均カドミウム摂取量は低く、国民の健康リスクはほとんどない。子供のカドミウム摂取量が成人に比べて高いのは、子供は成人に比べ体重あたりの食品摂取量が多いからである。穀類、じゃがいも、野菜、果物が主なカドミウムのばく露源であった(総摂取量の80%)。 主に土壌から吸収されてカドミウムは食品へ到達する。カドミウムは腎臓に蓄積されるため健康リスクがある。高カドミウム濃度によって腎臓障害を引き起こす可能性がある。 乳、穀類、野菜、果物、じゃがいもといった食品については推定摂取量のためのデータが入手可能である。しかし他の食品、例えば肉、ピーナッツ加工製品、加工したココア、オイルシード(ひまわり種子)、パイナップル、牛と豚のレバー、一部の魚(タラ、サケ、ニシン)についてはデータが全くない又は限られたデータのみである。これらの食品のカドミウム濃度の追加データがあれば、より正確な摂取量の推定が可能であろう。 オランダにおける食品由来カドミウムばく露量の推定には、食品中の入手可能なカドミウム濃度及びオランダ全国食品摂取量調査(DNFCS)の食品摂取データを組み合わせて用いた。推定摂取量はカドミウムの健康影響に基づく指標値(HBGV)と比較された。HBGVは、健康障害が発生しない状態で概して長期間摂取できる一日カドミウム量を基にしている。 オランダにおける平均一日カドミウム摂取量の範囲は2歳の子供における0.57μg/kg体重から成人におけるおよそ0.2μg/kg体重である。 報告書(英語、47ページ)のURLは下記のとおり http://www.rivm.nl/dsresource?objectid=rivmp:280141&type=org&disposition=inline&ns_nc=1 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2015/juni/Dietary_exposure_to_cadmium_in_the_Netherlands |