食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04270930149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料汚染除去剤(feed hygiene agents)としてのギ酸、ギ酸アンモニウム、及びギ酸ナトリウムの安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2015年5月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月27日、全動物種に使用する飼料汚染除去剤(feed hygiene agents)としてのギ酸、ギ酸アンモニウム、及びギ酸ナトリウムの安全性及び有効性に関する科学的意見書(2015年4月30日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 この意見書は、ギ酸、ギ酸アンモニウム及びギ酸ナトリウムの新たな用途として、飼料汚染除去剤として全動物種に使用することの認可に関わるものである。ギ酸又はその塩類を用いた実験は、これらの作用物質が当モルベースで使用される場合に同等であると考えられる。ギ酸と、ギ酸の対象動物種、消費者及び環境に対する安全性に関する前回の意見書の結論が再度述べられている。
 これらのギ酸は、提案されている最大用量(豚に対しては12
,000mg/kgギ酸当量/kg完全配合飼料、その他の全ての動物種に対しては10
,000mg/kgギ酸当量/kg完全配合飼料)で使用される場合は、有害な影響は予期されない。
 ギ酸アンモニウムについては、ホルムアミドの存在が避けられないことから、繁殖用動物の発達毒性からの保護が十分に保証されないと考えられる。発がん性の可能性を示す根拠があることから、ギ酸アンモニウムの繁殖用動物及び非食料生産動物への使用は避けるべきとの議論がある。
 ギ酸及びギ酸ナトリウムの動物の栄養への使用は、消費者に対して安全である。
 ギ酸アンモニウムの酪農動物及び採卵鶏への使用は、消費者がホルムアミドにばく露する可能性があることから懸念が生じる。
 汚染された飼料中において生菌細胞数に低減が見られることから、飼料中に存在する可能性のある菌体内毒素及びエンドトキシンに関連する有害な影響の可能性は排除できない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/4113.pdf