食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04260820149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換え(GM)トウモロコシ5307の販売認可申請に係る科学的意見書を発表 |
資料日付 | 2015年5月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネル(GMO)は5月5日、遺伝子組換え(GM)トウモロコシ5307の食品飼料用途・輸入・加工を目的とした販売認可申請に係る科学的意見書を発表した。概要は以下のとおり(環境影響評価部分は省略)。 トウモロコシ5307は、アグロバクテリウム・ツメファシエンスにより形質転換を行い、2種のタンパク質eCry3.1Abとホスホマンノースイソメラーゼ(PMI)を発現するようにできている。前者はコウチュウ(鞘翅)目害虫に対する耐性を付与し、後者は選択マーカーとして利用される。明細化した分子特性を見ると、PMIと既知のアレルゲンのアミノ酸配列に類似性が見られ、eCry3.1Abと潜在毒素のアミノ酸配列にも類似性があった。 当該トウモロコシと組換え前従来種には、農学的相違と表現型の相違が幾つか観察されるが、当パネルは、それが食品・飼料や環境安全上の問題になることはないと考える。より詳細な安全性評価を要する組成データ上の相違は見当たらなかった。PMIタンパク質の潜在毒性及びアレルゲン性に関する懸念はなかった。eCry3.1Abタンパク質の安全性については、不十分な28日間の毒性実験が実施されていたため、当パネルは結論を下せなかった。ブロイラー鶏への給餌試験結果については、実験に不備があるため評価対象としなかった。 結論として当該トウモロコシは、eCry3.1Abタンパク質の適切な評価がなされていないため、当パネルは食品・飼料リスク評価を終えることができなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/4083.pdf |