食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04250380475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、マラチオンを2A(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に分類したIARCの見解に関する意見書 |
資料日付 | 2015年4月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は4月22日、マラチオンを2A(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に分類した国際がん研究機関(IARC)の見解に関する意見書を発表した。 ANSESは2014年3月、仏領ギアナのチクングニア熱の集団感染の予防に使用可能な殺虫剤活性成分に関する報告書を提出した。その中でデルタメトリン、ピペロニルブトキシド、フェニトロチオン及びマラチオンが調査、比較された。 マラチオンは現在、欧州(フランス海外県を含む)では殺虫剤としての使用は禁止されている。欧州ではこの活性成分に関する審査書類は提出されたことがない。 2014年3月の報告書の保健総局とリスク防止総局の質問に対応するため、ANSESは農薬規制の一環で提出された活性成分の資料中の入手可能なマラチオンのリスク要素を基にした。マラチオンは欧州では2010年に農薬としての使用が再承認された。これを機に欧州食品安全機関(EFSA)の支援の下、加盟国はすべての毒性学的プロファイルを再検討した。ANSESは他の機関が実施した公的調査、発がん性、変異原性、生殖毒性及び内分泌かく乱の特性に関するマラチオンの特性についての最近の科学論文も調査した。 ANSESが入手している情報をもとにANSESが行う媒介物への対策の一環で、及び緊急時の対応でマラチオンを使用するリスクの評価では、使用者(保護具を着用したとしても)と住民へのリスクは除くことができないと判断した。媒介蚊への対策のためマラチオンを仏領ギアナで使用する場合に、ばく露をできるだけ制限するために管理対策を実施することが推奨された。管理対策と詳細なマラチオンの使用条件は仏領ギアナでの使用を許可する法令に定められた。 マラチオンに関する過去の公的評価(欧州委員会、アメリカ合衆国環境保護庁、カナダ保健省)では、遺伝毒性もしくは発がん性に関する調査では分類するまでには至らなかった。IARCが2Aに分類した詳細な科学データは念入りに分析するべきで、その結果が出るまではANSESによる2014年3月の報告書の結論の見直しはしない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://www.anses.fr/sites/default/files/documents/BIOC2015sa0071.pdf |