食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04250230149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、in vitro及び代替手法による発達神経毒性試験法に関する文献レビューを外部委託した科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2015年4月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月2日、in vitro及び代替手法による発達神経毒性(Developmental Neurotoxicity: DNT)試験法に関する文献レビューをドイツのライプニッツ研究所等に外部委託した科学的報告書(2015年3月10日受理、186ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAとの契約に基づき実施したこの系統的レビューの目的は、DNTの分野における評価手法に関する知見の評価であった。 2. このため、最高水準の(1)in vivoDNT試験法(新規及び代替の非哺乳動物モデル等)、(2)in vitro試験法、(3)in silico手法、(4)みなし代用法、(5)組合せ試験における試験方法の組合せに関する2014年4月中旬まで過去20年間の科学文献並びにその他の関連するすべての灰色文献(訳注:非売品の刊行物)及びウェブサイト情報(英語)について、系統的かつ包括的な文献検索及び収集を行った。 3. この系統的レビューにより、神経発達の初期及び後期における化学物質のDNTを予測する能力を持つ様々な手法を特定した。経済協力開発機構(OECD)のDNT試験に関するガイドライン(OECD TG 426)を代替するin vivoのモデルは、ほとんど特定されなかった。全体的に、利用可能である公表されたin vivoデータは、ばらつきがあり、不均一であるため、すべてのばく露例及び化合物にわたる比較が非常に困難であった。したがって、有用性の高い評価を行うため、首尾一貫性の高い実験デザインによる文献が必要である。また、有用な作用バイオマーカー及び試験モデルを確立するため、in vivoとin vitroの比較にさらに重点を置く必要がある。代替手法から、神経発達の初期及び後期段階(幹細胞からゼブラフィッシュ稚魚の運動行動)に対応する試験計画を立てることができる。許認可目的での使用について容認を得るため、例えば、in vitroのデータと in vivoのデータの比較による妥当性確認を実施することにより、代替手法の生物学的な適用領域の限定が必要である。さらに、細胞ベースの試験及びゼブラフィッシュ試験のプロトコールには、国際的な標準化が必要である。そのように標準化されたプロトコールを用いて、様々な試験において既知のDNT陽性化合物及びDNT陰性化合物の濃度応答を試験することにより、組合せ試験の感度及び特異性を試験する必要がある。そのようなデータは、許認可に係る決定又はげっ歯類を用いたin vivo試験の削減指針に沿った化合物の優先順位付けに用いられる可能性がある。 文献検索に関する資料(7件)は、以下のURLから入手可能。 http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/778eax1.zip |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/778e.pdf |