食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04250010475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、仏領ギアナにおけるキャッサバの塊根とその加工食品の鉛汚染の現状に関する科学技術報告を発表
資料日付 2015年4月1日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は4月1日、仏領ギアナにおけるキャッサバの塊根とその加工食品の鉛汚染の現状に関する科学技術報告を発表した。
 ギアナの都市シャルヴァンにおける成人と子供の血中鉛濃度調査結果から、全般的に鉛の過剰ばく露が観察され、とりわけ子供において多く観察された。44人中21人が現在の鉛中毒の基準値100μg/Lを超過した血中鉛濃度を示した。この集団について様々な調査を実施した。
 同じばく露源では、血中鉛濃度は多数の生理学的及び病理学的要因(年齢、妊娠、食事制限の特性、酸度、欠乏、遺伝学的特性)に依存しており、これらは鉛血中濃度の個体間のばらつきの要因の一端である。
 鉛ばく露の日常的媒介物(水、ほこり、土、キャッサバの粉(couac)のようなよく摂取される食品)に関して調査員が収集したデータに基づいて、7歳までの子供の鉛ばく露量のモデル化が実施された。モデル化によって予測した血中鉛濃度は、幼児期に実際に測定した濃度より低値である。
 媒介物のうち、シャルヴァンで検出されたcouac中の鉛含量と消費量は鉛血中濃度に無視できない割合で関わっている。しかし、これのみではシャルヴァンで観察された子供の鉛中毒の説明付けはできない。
 シャルヴァンの高濃度の血中鉛濃度には、鉛ばく露の複数の要因があると考えられると結論付けた。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/sites/default/files/documents/ERCA2013sa0139.pdf