食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04210460470 |
タイトル | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)及び欧州食品安全機関(EFSA)、新しい薬剤耐性報告書の中でカンピロバクター感染症の治療選択肢の減少を報告 |
資料日付 | 2015年2月26日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)及び欧州食品安全機関(EFSA)は2月26日、新しい薬剤耐性報告書の中でカンピロバクター感染症の治療選択肢が減ったと報告した。 EU加盟28か国から提出された情報に基づく2013年欧州連合におけるヒト、動物及び食品から分離された人獣共通感染症細菌及び指標細菌での薬剤耐性総括報告書が、ECDC及びEFSAによって分析された。 カンピロバクター及びサルモネラ属菌の、ヒト及び動物に用いる一般的な抗菌性物質に対する耐性レベルが著しく上がっており、よく発生する食中毒の何種類かに対する治療選択肢が減っている。非常に重要な抗菌性物質であるシプロフロキサシンへのカンピロバクターの耐性が、ヒトにおいて特に高かった。 ECDCの主席研究者は「ヒト及び鶏肉の双方から分離されたカンピロバクター株にみられたフルオロキノロンへの高い耐性は、ヒトのカンピロバクター症の大部分が鶏肉の取扱い、調理、喫食に起因していることを考慮すると、大きな懸念である。このような高い耐性レベルではヒトの深刻なカンピロバクター症を治療する有効な手段が減ってしまう」と述べた。 サルモネラ属菌での多剤耐性は相変わらずヒトで高くなっており、ヒトと動物で多剤耐性クローンが継続的に広まっていることが特に懸念となっている。ただ、サルモネラ属菌、カンピロバクターとも重要な抗菌性物質への共耐性が低く保たれていることには勇気づけられる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC) |
情報源(報道) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&ID=1177 |