食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04210290305
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分レスカルレのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2015年2月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月20日、農薬有効成分レスカルレ(rescalure)(IUPAC名は、(3S
,6R)-(3S
,6S)-6-イソプロペニル-3-メチルデク-9-エン-1-イルアセテート)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2015年2月5日承認、40ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本結論は、柑橘類に対する性フェロモン剤(交信撹乱剤)(訳注:原文ではinsecticide)としてのレスカルレの代表的用途の評価に基づいて出された。
2. レスカルレは、(3RS
,6RS;3RS
,6SR)-6-イソプロペニル-3-メチルデク-9-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)について現在提案されているISO(国際標準化機構)一般名である。しかし、検討対象の化合物は、(3S
,6R)-(3S
,6S)-6-イソプロペニル-3-メチルデク-9-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)であり、この化合物は、合計4つではなく2つの異性体である。この有効成分に当該ISO一般名を使用できないことが、ピアレビューにおいて留意された。申請者は、レスカルレが(3S
,6R)-(3S
,6S)異性体のみに適用されるよう暫定的な当該一般名を変更するため、ISO議長に連絡している。
3. レスカルレの遺伝毒性についてAmes試験で調べ、陰性結果が示された。また、(定量的)構造活性相関の予測では、in vitro及びin vivoの様々な遺伝毒性のエンドポイント(すべて陰性だったが、信頼性が限られていた)が示された。提案された農薬用途に関連したばく露量は、自然のバックグランドレベル以下であったことを考慮に入れ、その他のデータ要件(短期毒性、長期毒性、生殖毒性及び神経毒性)について、実験データの必要性は認められていない。この結果、参照値は算定されなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/4031.pdf