食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04210100149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品用酵素としての牛及び豚の血液由来トロンビンに関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2015年2月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月18日、食品用酵素としての牛及び豚の血液由来トロンビン(thrombin)に関する科学的意見書(2015年1月28日採択、要約版2ページ)を公表した。本意見書の全文は、機密情報に関する決定が欧州委員会(EC)から届いた後に公表される。概要は以下のとおり。 1. ECからの要請を受けて、EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、牛及び豚の血漿から得られた食品用酵素のトロンビン(EC 3.4.21.5)に関する科学的意見を出すよう依頼された。この食品用酵素は、食用に適した牛及び豚の血液から得られ、衛生的に処理されるものである。この食品用酵素は、添加されるフィブリノゲン(fibrinogen)と共に使用され、トロンビンは、フィブリノゲンを、コラーゲン(collagen)と相互作用するフィブリン(fibrin)に変換する反応を触媒する。これにより、食肉又は魚介類の断片の結着が可能になり、食肉調製品、食品製品及び魚介類製品が生産される。 2. この食品用酵素の代表的な用途及び推奨された最大使用濃度が提示されている。 3. この用途に由来するトロンビンの食事経由ばく露量が、EFSAの「包括的な欧州食品摂取量データベース」を用いて推定された。5つの人口集団全体の推定ばく露量の平均値及び95パーセンタイル値は、それぞれ3~12μg/kg体重/日及び6~24μg/kg体重/日であった。この食品用酵素は、動物の可食部に由来しているため、毒性学的試験は不要である。CEFパネルは、この食品用酵素の供給源を考慮し、このトロンビンに対する食物アレルギーの可能性は低いため、このトロンビンは安全性の懸念を引き起こさないと考える。 4. CEFパネルは、(1)動物の可食部に由来するこの食品用酵素の供給源、(2)製造工程、(3)提示された組成データ及び生化学的データを根拠として、この食品用酵素は、意図されている使用条件下において、安全性の懸念を引き起こさないと結論づけた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/4018.pdf |