食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04201020335 |
タイトル | アイルランド農業・食料・海洋省(DAFM)、認可事業所における又は認可事業所による、食品の高圧処理法(HPP)の使用に関する通知 |
資料日付 | 2015年2月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | アイルランド農業・食料・海洋省(DAFM)は2月、認可事業所における又は認可事業所による、食品の高圧処理法(HPP)の使用に関する通知を行った。概要は以下のとおり。 DAFMは、公示No.MH1/20154においてHPPの使用について注意喚起した。HPPは、アイルランドの食品業界では、これまでは広く使用されていなかった。HPPは、現在の食品安全又は食品表示規則では、特に言及されていない。しかし、欧州連合(EU)内の一部の委員会部門(食品獣医局(FVO)など)において特に注目されている分野である。今回の通知は、現在の規則の解釈に基づくDAFMの方針を述べていることことから、今後、法律及び規制要件が大幅に変更される能性がある。 HPP、高静水圧法又はレトルト食品(pascalization)は、魚介製品、貝類、食肉・乳製品、ジュース、ベビーフードなどの様々な種類の食品への使用が、世界的に増大している技術/加工法である。 HPPでは、静水圧加圧技術を、食品に対して数秒間~数分間使用する(水圧を利用)。この技術の開発者の1人は、「冷温殺菌技術」の一種と定義している。 HPPは、製品の賞味期限の延長、病原菌制御、食品の官能的性質(訳注:味覚、嗅覚等)の保持、加工中における製品形成、貝類の殻の取り外しなどを意図して使用される。 DAFM管轄の施設における生産加工の工程中にHPPの使用を提案する食品事業者に対しては、HPPを自社の食品安全管理制度の一環として盛り込んた手順書の作成及びその手順の実施が義務付けられている。標準手順書(SOP)などの関連資料に含まれるべき内容は以下のとおりである。 ・使用認可獲得証明 新たにHPPが使用される食品ごとに、DAFMの認可を取得しなければならない。 ・表示 最長賞味期限:食品には、HPPを使用した結果延長された最長賞味期限を、HPP完了時起算日でのみ表示する。HPP実施前起算の最長賞味期限の表示は認められていない。 ・微生物検査 EUの規則No.2073/2005に定める食品(食肉及びその製品、乳及び乳製品、卵製品、魚介製品、野菜・果実及びそれらの製品)にHPPが使用される場合は、その食品がHPPの対象となった後及び最終消費者用に包装/パッケージが行われるときに、微生物検査のためのサンプリングの実施が義務付けられている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | アイルランド |
情報源(公的機関) | アイルランド農業・食糧省 |
情報源(報道) | アイルランド農業・食料・海洋省(DAFM) |
URL | http://www.agriculture.gov.ie/media/migration/foodsafetyconsumerissues/meathygiene/tradernotices/2015/TN12015100215.pdf |