食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04200830493 |
タイトル | 台湾衛生福利部食品薬物管理署、「全国健康食品及び錠剤・カプセル状食品の予期せぬ反応の通報システム」に関する情報を公表 |
資料日付 | 2015年2月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 台湾衛生福利部食品薬物管理署は2月4日、「全国健康食品及び錠剤・カプセル状食品の予期せぬ反応の通報システム」に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。 同通報システムを導入した2008年から2014年までに、計150件の通報があった。そのうち保健食品(※1)の服用で予期せぬ反応が起こった事案が115件と最も多く、77%を占めた。健康食品(※2)は20件で14%を占めた。予期せぬ反応は胃腸の不調が最も多かった。同署は健康食品や保健食品を服用する前には予期せぬ反応の発生を減らすために医療関係者に相談するよう呼びかけている。 健康食品や一般の錠剤・カプセル状の食品を服用後に何か不調があった場合、又は健康食品で強調表示されている効能・効果が得られないと感じた場合はいずれも「予期せぬ反応」であり、同システムに通報することができる。ここ2年(2012年から2014年)の通報資料の分析によると、服用後の予期せぬ反応は胃腸疾患が最多(28%)で、次いで神経系疾患(20%)、皮膚疾患(8%)の順に多かった。予期せぬ反応と製品との関連性については、専門家の評価により、5割近くが製品と関連する可能性があると認められた。予期せぬ反応の原因を更に分析すると、服用者の体質、誤った服用方法(摂取量が多すぎる等)、個人の疾病、製品・医薬品・食品の相互作用と関連する可能性があった。 同署は、健康食品、保健食品に関わらず、いずれも治療効果を強調表示してはならず、かつ通常の食事や医薬品による治療の代わりにはならない旨強調した。また、市民は健康食品や保健食品を服用する前に医療関係者に相談すべきであり、服用後に副作用が生じた場合は「全国健康食品及び錠剤・カプセル状食品の予期せぬ反応の通報システム」に通報することができるとした。 【訳注】 ※1 保健食品:台湾においては一般食品に分類される。いかなる保健機能も強調表示してはならない。 ※2 健康食品:台湾においては特定の保健機能を有し、その機能を表示・広告することができるものを指す。衛生福利部によって認可されたもので、健康食品管理法によって管理される。 |
地域 | アジア |
国・地方 | 台湾 |
情報源(公的機関) | 台湾衛生福利部食品薬物管理署 |
情報源(報道) | 台湾衛生福利部 |
URL | http://www.mohw.gov.tw/CHT/Ministry/DM2_P.aspx?f_list_no=7&fod_list_no=5309&doc_no=48385 |