食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04200730305
タイトル 欧州連合(EU)、新開発食品原材料としてメチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体の販売を認可
資料日付 2014年12月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は12月13日、新開発食品原材料としてメチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体(methyl vinyl ether-maleic anhydride copolymer)の販売を認可する委員会施行決定2014/905/EUを官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. Reading Scientific Services Ltd社は2008年6月30日、チューインガムベース用の新開発食品原材料としてのメチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体の販売申請をオランダの担当機関に行った。
2. オランダの食品評価担当機関は2011年7月14日、初期評価報告書を出した。この報告書において、メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体は、規則(EC) No 258/97の第3条第1項で定める(訳注:新開発食品又は新開発食品原材料の)基準を満たしていると結論づけられた。
3. 欧州委員会(EC)は2011年8月18日、この初期評価報告書を他のEU加盟国に回付した。
4. 規則(EC) No 258/97の第6条第4項で定める60日の期間内に、理由を付した反対意見が出された。
5. ECは2012年6月12日、規則(EC) No 258/97に基づく新開発食品原材料としてのメチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体について追加評価を実施するよう欧州食品安全機関(EFSA)に依頼し、助言を求めた。
6. EFSAは2013年10月10日、新開発食品原材料としてのメチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体(チューインガムベースの原材料)の安全性に関する科学的意見書(EFSA Journal 2013;11(10):3423)を採択し、メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体は、提案されている用途及び使用量において安全であると結論づけた。
 以上の経緯及び観点から、委員会施行決定2014/905/EUの附属書で明示されている規格のメチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体を、最終製品のチューインガムのチューインガムベース(最大用量:2%)に用いる新開発食品原材料として販売することが認可された。この決定により認可された新開発チューインガムベースの名称を「ガムベース(メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体を含有)」又は「ガムベース(CAS番号9011-16-9を含有)」とすることになった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32014D0905&from=EN