食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04171190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非動物由来食品中の病原体によるリスクに関する科学的意見書Part2 (茎菜類及びにんじんにおけるサルモネラ属菌、エルシニア、赤痢菌及びノロウイルス)を公表
資料日付 2014年12月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月19日、「非動物由来食品中の病原体によるリスクに関する科学的意見書Part2:茎菜類及びにんじんにおけるサルモネラ属菌、エルシニア、赤痢菌及びノロウイルス」を公表した(91ページ、2014年12月4日採択)。
 茎菜類及びにんじんはRTE(ready-to-eat)食品とするのに最小限の加工をしていることが多い。その加工工程は、選別、洗浄、細断、包装、保存となっている。茎菜類及びにんじんがサルモネラ属菌、エルシニア、赤痢菌及びノロウイルスに汚染されるリスク要因を、フードチェーン全般について考察した。これらの野菜類での汚染発生について可能な推定と、汚染予防に関連する低減選択肢と微生物学的基準の妥当性について評価した。公衆衛生リスクに関連する野菜の種類では、にんじん、たまねぎ、にんにくなどを特に重点をおいた。
 結論として、各農家の環境は、これらの野菜類の一次生産において病原体が発生し残留するのに影響するリスク要因が独自に組み合わされたものであった。適正農業規範(GAP)、適正衛生規範(GHP)、適正製造規範(GMP)などの食品安全管理システムの適切な実施を、茎菜類及びにんじん生産者は第一目標とすべきである。茎菜類及びにんじんの一次生産及び最小の加工段階でのサルモネラ属菌、赤痢菌、エルシニア、ノロウイルス汚染の発生及び公衆衛生リスクに関する証拠が限られていることから、微生物学的な衛生基準、加工衛生基準及び公衆衛生上の食品安全基準を確立する効果について結論を出すことはできなかった。茎菜類及びにんじんでの大腸菌の発生率及び度合に関するデータが欠如している。よって、茎菜類及びにんじんの生産及び最小加工段階における、GAP、GHP、GMP及び食品安全管理システム(HACCPを含む)の順守を評価するための大腸菌基準の有効性を評価することはできない。
 当該意見書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3937.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3937.htm