食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04171110149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、ニバレノール(NIV)及びデオキシニバレノール(DON)の遺伝毒性in vivo試験に関するフランス食品環境労働衛生庁(ANSES)による科学レポートを公表 |
資料日付 | 2014年11月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月25日、ニバレノール(NIV)及びデオキシニバレノール(DON)の遺伝毒性in vivo試験に関するフランス食品環境労働衛生庁(ANSES)による科学レポートを公表した。概要は以下のとおり。 NIV及びDONは、フザリウム属菌から産生されるかび毒(マイコトキシン)であり、両者の構造には関連性がある。 最近行われたリスク評価で、DON及びNIVについて、特に遺伝毒性及び発がん性に関するデータ不足の可能性が明らかにされた。 この研究は、考えられる作用機序の同定を含めた、DON及びNIVの遺伝毒性評価が目的であった。 複数のマウスを使った一連の遺伝毒性in vivo試験が行われた。それらは、7臓器(十二指腸、結腸、血液、肝臓、脾臓、腎臓、骨髄)のfpg存在下又は非存在下でのコメットアッセイ、骨髄及び結腸の小核試験、及び、末梢血のPig-aアッセイである。 これらに加え、DON及びNIV双方の遺伝毒性の作用機序を明確にするために、TK6細胞のin vitroコメットアッセイを行い、マイコトキシンが誘導する遺伝毒性による酸化的ストレスを調べた。 これら全ての遺伝毒性アッセイでは、3回のNIV経口投与(5、10及び20mg/kg)後の反応は、一様に陰性であった。また、DONにより、骨髄及び結腸に小核形成は誘導されず、fpg存在下及び非存在下でのコメットアッセイ(4、8及び16mg/kg経口投与)において、観察対象の全ての臓器でのDNA損傷は誘導されなかった。 DONを、3回(2、4、及び8mg/kg)経口胃管投与したPig-aアッセイでは、最終投与後28日及び45日に、変異原性作用は見られなかった。 in vitro試験では、DON及びNIVはいずれも、fpg存在下又は非存在下でのコメットアッセイで、還元型グルタチオン(GSH)枯渇後も、TK6細胞のDNA損傷を誘導しないことが示された。NIV及びDONには遺伝毒性がなく、これらによる遺伝毒性又は変異原性上のリスクは考えられないと結論づけられた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/697e.pdf |