食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04170770450 |
タイトル | Eurosurveillance:「2012年に北ドイツで発生したパン製品に関連するA型肝炎集団食中毒」 |
資料日付 | 2014年12月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 19 , Issue 50 , 18 December 2014)に掲載された論文「2012年に北ドイツで発生したパン製品に関連するA型肝炎集団食中毒(Foodborne hepatitis A outbreak associated with bakery products in northern Germany , 2012)、著者M Harries(Governmental Institute of Public Health of Lower Saxony、ドイツ)ら」の概要は以下のとおり。 2012年10月、ニーダーザクセン州で83人のA型肝炎確定症例が発生した。一次集団感染症例は、同地に居住又は訪問歴があり、2012年10月8日から11月12日までに発症し、A型肝炎が検査確認された集団と定義された。二次集団感染症例は、2012年11月12日以降に発症し、一次症例と濃厚接触のあった人とした。77人が一次症例、6人が二次症例と確認された。 ここでは、年齢と性別が適合する50人の一次症例と52人の対照群を調査し、症例の82%及び対照群の60%がある特定のパン屋の製品を摂取していることを発見した(オッズ比OR=3.09;95%信頼区間CI:1.15-8.68)。症例は甘いデニッシュをより多く食べていた(OR=5.74;95%CI:1.46-22.42)。5人の患者のウイルス株及びパン屋の陽性表面3検体は同一の塩基配列であった。さらに、免疫抑制治療が必要な慢性病に罹患していたパン屋の販売員から同一の分離株が採取された。疫学調査及び検査結果から販売員によって包装及び販売時に製品が汚染されたことが示唆された。 免疫抑制治療を受けている食品取扱者が食品汚染リスクを高めるのか、またA型肝炎の免疫付与は有用であるかを決定するリスク評価を今後進めるべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20992 |