食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04150190475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、抗菌性物質使用量及び薬剤耐性の減少が確認されたが、引き続き努力が必要であると発表 |
資料日付 | 2014年11月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は11月4日、抗菌性物質使用量及び薬剤耐性の減少が確認されたが、引き続き努力が必要であると発表した。 薬剤耐性は動物の医療のようにヒトの医療において公衆衛生の大きな問題である。フランスでは慎重な抗菌性物質使用を普及するため多くの試みがなされている。ANSESの国立動物用医薬品局(Anses-ANMV)は1999年以来、抗菌性物質の販売状況を追跡している。動物の衛生に関する薬剤耐性のために、ANSESは2013年のフランスにおける抗菌性物質の販売状況の追跡報告と、動物における病原菌の薬剤耐性疫学監視ネットワーク(Resapath)の2013年総括報告書を公表した。 初めて1999年に比べ抗菌性物質への暴露レベルが下がった。同時に、動物を扱う業界で問題となる、大部分の薬剤耐性が減少したことに注目するべきである。抗生物質の動物への総暴露量は2013年では1999年に比べ5.5%、2012年に比べ7.3%減少している。最近の過去5年では暴露量は15.7%減少している。 しかしながら、引き続き努力を続けなければならず、特に家庭で飼われているイヌ及びネコといった肉食性動物で、重要な抗菌性物質の使用の増加を詳しくモニターすることが望ましい。また、動物種及び動物分類ごとの抗菌性物質の使用に関する一層正確なデータを得ることが必要であると考えられる。 第3、4世代セファロスポリン、フルオロキノロンといった重要な抗菌性物質の動物への暴露量は、この数年間一定になってきた。2013年では、すべての動物種では、セファロスポリンの使用量が2012年に比べ9.8%の減少というかなりの減少及びフルオロキノロンの使用量では2012年に比べ1.5%の減少というほんの少しの減少である。(訳注:セファロスポリンの暴露量は、2013年は2012年に比べ9.8%減少しているものの、報告書44ページの図16では、2007年からの7年間で見ると、ほぼ同じレベルである。) それにもかかわらず、特に家庭で飼われているイヌ及びネコといった肉食性動物で、2012年から2013年にセファロスポリンの暴露量の25%増加及びフルオロキノロンの暴露量の12.2%の増加が見られるので、詳しくモニターすることが望ましい。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://www.anses.fr/fr/content/antibiotiques-%C3%A0-usage-v%C3%A9t%C3%A9rinaire-une-diminution-des-usages-et-des-r%C3%A9sistances-aux |