食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04130690507
タイトル スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)、欧州連合(EU)加盟国の食品当局の長(HoA)の報告書「食品に関する緊急事態対応及びコミュニケーションについての規定、経験及び認識の共有」を公表
資料日付 2014年10月8日
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概要(記事)  スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)は10月8日、欧州連合(EU)加盟国の食品当局の長(Head of National Food Agencies in Europe:HoA)の報告書「食品に関する緊急事態における措置及びコミュニケーションについての規定、経験及び認識の共有」(スペイン語、30ページ)を公表した。
 EU加盟国は食品に関する緊急事態の対応についての規定を定めており、その主な目的は緊急事態の措置を最善にし、健康及び経済への損害を最小限に抑え、消費者に適切な情報を提供することである。各EU加盟国の国内の食品安全体制は異なることから、共通の一般指針によって食品の緊急事態の対応に関する計画を調和させることが推奨される。
 本報告書は、17加盟国の18機関の措置及びコミュニケーションに関する規定についての経験及び見解を共有することを目的とし、それらの規定の透明性、また措置の調和及び画一性を増し、消費者に届く情報をより効果的なコミュニケーション方策によって改善するものである。
 ワーキンググループは加盟国の情報を収集するために、食品に関する緊急事態におけるリスク分析の3つの段階(リスク推定、リスク評価、リスクコミュニケーション)を反映するアンケートを実施した。規定に関する結論及び推奨は以下の通り。
・多くのEU加盟国は緊急事態の対応に関する文書を決議、規定又は緊急時計画の形で備えており、食品に関する緊急事態の措置及びコミュニケーションの国内規定の策定に有益なツールである委員会決定 2004/478/ECに対応している。しかしながら、これまで実行されたことがないため実用性又は効果について疑念が生じる。
・全般的に緊急時の計画及び規定において明白な相違はなく、各EU加盟国はそれらを一様に用いている。
・多くのEU加盟国は食品に関する緊急事態における経験及び危機に関する規定の実行に言及しているが、それらの危機の多くはEUレベルで発生したことがないため、緊急時の始動に関してより良く定義する必要性がある。
・多くのEU加盟国は緊急事態に関する規定の見直しを検討しているが、これは優先事項ではなく、具体的には言及されなかった。
・委員会決定 2004/478/ECをさらに有用なものとするためにより実用的な形にすること、また、新たな委員会決定を用いて、EU加盟国間における協力を促進するような、国内及びEUレベルでのより実用的な訓練を計画することが推奨される。
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)
情報源(報道) スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)
URL http://aesan.msssi.gob.es/AESAN/docs/docs/notas_prensa/Espanol_final_report.04.pdf