食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04100020301 |
タイトル | 論文紹介:「パーフルオロ化合物及びヒトの精液の質:ライフスタディ(The LIFE Study)」 |
資料日付 | 2014年8月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Environmental Health Perspectives(2014年8月15日電子版)に掲載された論文「パーフルオロ化合物及びヒトの精液の質:ライフスタディ(Perfluorochemicals and Human Semen Quality : The LIFE Study)、著者G. M. Buck Louis (Division of Intramural Population Health Research , Eunice Kennedy Shriver National Institute of Child Health and Human Development , USA)ら」の概要は以下のとおり。 序論:パーフルオロ化合物(PFCs)のヒトへの暴露経路で、直接の環境中暴露源は、食物摂取、飲用水、吸入及び母乳を含み多様である。最近の2つの研究は、食品からの摂取量は2~3ng/kg体重/日と推定され、食物摂取がパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びパーフルオロオクタン酸(PFOA)暴露の主な経路であることを指摘した。 背景:難分解性の環境中化学物質及び精液の質の関連が、一般集団から集めた男性の限られたデータを通して、展開されている。 目的:出産を計画しているカップル501組の男性における、パーフルオロ化合物及び精液の質の関連を評価する。 方法:集団ベースのサンプリング戦略を使用し、2005年から2009年に米国の2都市で避妊を止めた501組のカップルを集めた。基本的な質問及び身体計測を実施後、採血し、パーフルオロスルホン酸類、パーフルオロカルボン酸類及びパーフルオロスルホンアミド類の7種類の血清中PFCsをタンデム質量分析法で定量した。被験者はベースラインの検体及び約1か月後の検体を採った。精液検体は冷凍パックと共に送り、採った当日に分析した。交絡因子及び繰り返しの精液検体のモデルを補正した後、線形回帰を使用し、自然対数に変換したPFC濃度で、1ユニットの増加に関連する個々の精液のパラメーターの差を推定した。感度解析には、精液の質の評価項目の最適化ボックス・コックス変換(optimal Box-Cox transformation)を含む。 結果:6種類のPFCs、すなわち酢酸2-N-メチル-パーフルオロオクタンスルホンアミド(Me-PFOSA-AcOH)、パーフルオロデカン酸(PFDeA)、パーフルオロノナン酸(PFNA)、パーフルオロオクタンスルホンアミド(PFOSA)、PFOS及びPFOAは、ボックス・コックス変換前に精液の質の17の評価項目と関連していた。PFOSAは、精子頭部の面積及び外周の減少、DNA染色性の低下並びに双頭及び未熟な精子の割合の増加と関連していた。PFDeA、PFNA、PFOA及びPFOSは、尾部旋回を伴う精子の減少と関連していた。 結論:いくつかのPFCsは、いくつかの精液の評価項目と関連しており、最も顕著な関連は、様々な項目の結果を通して、パーフルオロオクタンスルホンアミド(PFOSA)で見られた。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | その他 |
情報源(報道) | Environmental Health Perspectives |
URL | http://ehp.niehs.nih.gov/wp-content/uploads/advpub/2014/8/ehp.1307621.pdf |