食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04090830295 |
タイトル | 国際連合食糧農業機関(FAO)、西アフリカで流行しているエボラ出血熱に関してフルーツコウモリのリスクについて注意喚起 |
資料日付 | 2014年7月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 国際連合食糧農業機関(FAO)は7月21日、西アフリカで流行しているエボラ出血熱に関して、フルーツコウモリのリスクについて注意喚起した。概要は以下のとおり。 FAOは、西アフリカの農村地域の住民に対し、フルーツコウモリなどの一部の野生動物の摂取によるエボラウイルス感染のリスクを認識してもらうための努力の必要性が高まっているとして注意喚起した。 ギニア、リベリア及びシエラレオネは、世界最悪の記録となったエボラウイルスの集団感染の封じ込めに懸命に努力している。エボラウイルスは、感染したヒト及び動物の血液及び体液への直接接触により感染する。この西アフリカにおける疫病のヒトへの感染は、エボラウイルスが感染野生動物からヒトに伝播することにより発病し、その結果ヒトの間に広がると考えられている。 ヒトからヒトへの感染を抑制することは、政府及び国際的な健康機関の最重要重点である。FAOは、世界保健機関(WHO)と緊密に協働し、食料の補給及び収入源としての野生動物の肉(bushmeat)を得るために狩猟を行う農村コミュニティーに対し、野生動物により感染するリスクに関する啓発を行っている。 これらのコミュニティーは、将来的に、エボラウイルスのキャリアーとなり得るフルーツコウモリ、霊長類、レイヨウ(duiker)などの動物種によるリスクが溢流する可能性がある。 FAOは、狩猟を全面的に中止するという非現実的な助言ではなく、死亡動物に接触したり、その肉を販売・摂取してはならないことの必要性についての明確な助言の必要性に言及している。また、疾病又は異常な行動を示す動物の狩猟は避けるよう助言している。 FAOによれば、フルーツコウモリは、乾燥させて、または香辛料入りのスープに入れて食べたりされているが、臨床的兆候のないウイルス保有宿主であることが多いことから、喫食は避けるべきである。 FAOは、既に財源を確保し、ギニア、リベリア及びシエラレオネの3か国の政府、WHOの各国事務所及び他の協力関係者と協働で、農村ラジオ通信網及び農業サービスなどの既存のネットワークを活用して、コミュニティーレベルでのエボラウイルスの情報の改善に努めている。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
情報源(報道) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
URL | http://www.fao.org/news/story/en/item/239123/icode/ |