食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04080080314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、清涼飲料水中の臭素化植物油に関する健康影響評価を公表
資料日付 2014年7月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は7月4日、清涼飲料水中の臭素化植物油(BVO)に関する健康影響評価を公表した(2014年7月4日付けBfR意見書 No.023/2014)。概要は以下のとおり。
 臭素化植物油は、炭酸飲料の果実風味の風味付け安定剤として使用される場合がある。米国では、これらの物質について、基準値は15mg/L(15ppm)までと設定されているが、欧州連合(EU)では、これらの植物油は添加物として認可されていない。したがって、臭素化植物油及びその構成成分(臭素化脂肪酸など)が含まれる製品は、濃度に拘わらずEUでの販売は認められない。
 BfRは、ドイツのある食品管理当局からの要請を受け、臭素化植物油が含まれる米国産の輸入飲料2種類について評価を行った。
 動物実験では、臭素化脂肪酸が様々な臓器で蓄積される可能性が示されている。非常に高い用量では、臓器は重量が増大し、変質する可能性がある。また、生殖機能への影響も見られた。無毒性量(NOAEL)を導きだすために必要な長期間試験は、これまでのところ公表されていない。
 現在の知見では、清涼飲料水中の臭素化脂肪酸は、15mg/Lまでの濃度では急性リスクの懸念はない。
 この点に関して、臭素化脂肪酸が含まれる清涼飲料水の多量摂取と健康影響との関連性に関する報告例が引用されているが、科学的な根拠によるものではなく、通常のリスクは懸念されない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/gesundheitliche-bewertung-von-erfrischungsgetraenken-mit-zugesetzten-bromierten-pflanzenoelen.pdf