食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04070010110 |
タイトル | カナダ保健省(Health Canada)、フルーツジュース、フルーツネクター、飲料及び密封容器入りの水におけるヒ素及び鉛の許容量の変更案に関して意見募集 |
資料日付 | 2014年6月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省(Health Canada)は6月19日、フルーツジュース、フルーツネクター、飲料及び密封容器入りの水におけるヒ素及び鉛の許容量の変更案に関する意見募集を行う旨を公表した。概要は以下のとおり。 現在、食品医薬品規則では、フルーツジュース、フルーツネクター、そのまま供される(ready to serve)飲料及び密閉容器入りの水におけるヒ素の許容量は0.1ppm、鉛の許容量は0.2ppmである。 フルーツジュースは、ヒ素の食事経由暴露に、特に幼児及び小児において有意に寄与していることから、ヒ素及び鉛の許容量が見直しの最優先とされた。カナダ保健省は、現在のヒ素の許容量が適用されるフルーツジュース、フルーツネクター、及びそのまま供する飲料からリンゴジュースを除外し、リンゴジュースにおける新たな基準を低めに(総ヒ素量0.01ppm)設定することを提案している。また、フルーツジュース、フルーツネクター及びそのまま供する飲料における鉛の許容量についても、現行よりも低い0.05ppmを提案している。 さらに、密閉容器入りの水については、ヒ素及び鉛の許容量の0.01ppmへの低減と、ミネラルウォーターを含む、食品医薬品規則による統一基準にある全ての種類のびん入り飲料水への適用拡大を推奨している。この変更により、びん入り飲料水中の鉛及びヒ素に関しては安全性に基づく基準が設定され、それはカナダの飲料水基準ガイドラインが設定するこれらの微量元素の最大許容濃度(MAC)に則ったものとなる。 フルーツジュース、フルーツネクター、及びそのまま供する飲料におけるヒ素及び鉛の現在の許容量は、ヒ素及び鉛の食品への汚染源が多量に存在した数年前に設定された。しかし、ヒ素系農薬及び有鉛ガソリン、有鉛塗料及び食品用の缶に使用される鉛はんだ材料などのこれらの汚染源は、現在ではカナダでは見られない。 今日では、ヒ素及び鉛は、天然に存在するもの及び人為的に生じたものとして環境に低レベルでしか存在していない。カナダで入手可能な食品中のヒ素及び鉛の量は、長年にわたり非常に低いレベルで安定してきた。これらのわずかな量は、環境からの予想された蓄積を反映した一般的なものである。したがって、許容量の緩和は合理的である。 また、密閉容器入りの水におけるヒ素及び鉛についても、現在の許容量は、これらの微量元素への汚染源が存在した時期に設定された。カナダで販売される全ての種類のびん入り飲料水の入手可能なモニタリングデータは、提案されているヒ素の許容量0.01ppm及び鉛の許容量0.01ppmは、すぐにでも達成可能であることを示している。基準を緩和してもヒトの健康は保護され、食品中のこれらの汚染物質の量が、合理的に達成可能な範囲でできるだけ低い(ALARA)ことを保証するカナダ保健省の意向とも合致する。 この変更案に関する意見募集は、2014年9月1日まで行う。 この変更案「フルーツジュース、フルーツネクター、そのまま供する飲料及び密閉容器入りの水におけるヒ素及び鉛の許容量の変更案」(5ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/alt_formats/pdf/consult/2014-beverages-lead-arsenic-plomb-boissons/document-consultation-eng.pdf |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省(Health Canada) |
情報源(報道) | カナダ保健省(Health Canada) |
URL | http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/consult/2014-beverages-lead-arsenic-plomb-boissons/index-eng.php |