食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03960750482 |
タイトル | 香港食物環境衛生署食物安全センター、「第1回トータルダイエットスタディ報告書(第7報):かび毒」を公表 |
資料日付 | 2013年12月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 香港食物環境衛生署食物安全センターは12月18日、「第1回トータルダイエットスタディ報告書(第7報):かび毒」を公表した。 香港市民が食事から摂取する5種類のかび毒(アフラトキシン類、オクラトキシンA、フモニシン類、デオキシニバレノール及びアセチルデオキシニバレノール類、ゼアラレノン)の量について評価した。要旨の概要は以下のとおり。 1. 結果 (1)アフラトキシン類(アフラトキシンB1、B2、G1、G2の総和)の摂取量 平均摂取群では0.0002~0.0028μg/kg体重/日、高摂取群では0.0009~0.0049μg/kg体重/日である。 (2)オクラトキシンAの摂取量 平均摂取群では0.0013~0.0054μg/kg体重/週、高摂取群では0.0036~0.0092μg/kg体重/週である。これは、耐容週間摂取量(0.1μg/kg体重/週)の1.3%~5.4%、及び3.6%~9.2%に相当する。 (3)フモニシン類 平均摂取群では0.0016~0.0973μg/kg体重/日、高摂取群では0.0008~0.1692μg/kg体重/日である。これは、暫定最大耐容一日摂取量(2μg/kg体重/日)の0.08%~4.9%、及び0.04%~8.5%に相当する。 (4)デオキシニバレノール及びアセチルデオキシニバレノール類 平均摂取群では0.0861~0.1426μg/kg体重/日、高摂取群では0.2166~0.2824μg/kg体重/日である。これは、暫定最大耐容一日摂取量(1μg/kg体重/日)の8.6%~14.3%、及び21.7%~28.2%に相当する。 (5)ゼアラレノン 平均摂取群では0.0061~0.1015μg/kg体重/日、高摂取群では0.0166~0.1724μg/kg体重/日である。これは、暫定最大耐容一日摂取量(0.5μg/kg体重/日)の1.2%~20.3%、及び3.3%~34.5%に相当する。 上述の各種かび毒の推定摂取量はいずれも健康影響に基づく指標値(HBGV:health based guidance values)(設定されている場合)より低い。アフラトキシン類の推定摂取量と香港におけるB型肝炎キャリアの有病率に基づくと、アフラトキシン類は香港の総人口のうち約8人に肝がんを発生させる(訳注:一年当たり)。2010年の数字で計算すると、アフラトキシン類による肝がんの年齢調整罹患率は1%より低い。研究結果から、一般の成人にとって食事からの上記かび毒の摂取量では健康に重大な悪影響を及ぼす可能性は大きくないことが示された。 2. 市民への助言(略) 3. 業界への助言(略) 報告書の全文は以下のURLから入手可能(英語版)。 http://www.cfs.gov.hk/english/programme/programme_firm/files/Report_on_the_First_Hong_Kong_Total_Diet_Study_Mycotoxins_e.pdf 報告書をまとめた資料は以下のURLから入手可能。 http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_firm/files/Presentation_on_the_First_Hong_Kong_Total_Diet_Study_Mycotoxins_c.pdf 報告書に関するプレスリリースは以下のURLから入手可能。 http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/press/2013_12_18_1_c.html |
地域 | アジア |
国・地方 | 香港 |
情報源(公的機関) | 香港食物環境衛生署食物安全センター |
情報源(報道) | 香港食物環境衛生署食物安全センター |
URL | http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_firm/files/Executive_Summary_Mycotoxins_c.pdf |