食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03940410450 |
タイトル | Eurosurveillance:「2013年6~10月にイングランドで発生したウェルク摂取に関連するSalmonella Goldcoast集団感染症」 |
資料日付 | 2013年12月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 18 , Issue 49 , 05 December 2013)に掲載された「2013年6~10月にイングランドで発生したウェルク摂取に関連するSalmonella Goldcoast集団感染症(Outbreak of Salmonella enterica Goldcoast infection associated with whelk consumption , England , June to October 2013)、著者T Inns (Public Health England , 英国)ら」の概要は以下のとおり。 2013年9月にイングランドではSalmonella enterica serotype Goldcoastの感染者数が増加し、患者38人が報告された。発症は6月21日から10月6日にかけてであった。疫学的、環境的、微生物学的及びフードチェーンの証拠は全て、同一の工場で加工されたウェルク(Buccinum undatum , ヨーロッパエゾバイ)の摂取と集団感染症が関連付けられているとの結論となった。ウェルクはサルモネラ属菌感染症の新たな媒体であり、今後の集団感染症の調査では考慮すべきである。 38人の患者の年齢は6か月から83歳で中央値は64歳であった。10人に入院歴があり、そのうちの4人が集中治療を受けた。以前のS.Goldcoast感染では報告されたことがないほどの重症となっている。 20人の患者が食べたウェルクは同一の工場(X工場)で製造されたことが突きとめられた。X工場で加工された製品が販売されている4か所の直販店の2検体、X工場の加工機械の拭き取り検体及び水検体のうちの6検体がS.Goldcoast陽性であった。X工場の調査の結果、調理後の製品の温度管理が不適正であることが報告され、X工場は9月23日に製品回収した。X工場で調理された製品の9割は非EU加盟国の1か国に輸出されており、残りは英国で販売されていた。輸出国当局によれば、今日まで患者は報告されていない。 S.Goldcoast集団感染はこれまで豚肉製品と関連性があった。ウェルクは以前に毒素型食中毒に関連したことがあったが、今回はウェルク摂取による初の細菌性集団食中毒の報告となった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20654 |