食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03910650149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料中のトロパンアルカロイド類(TAs)に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2013年10月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月15日、食品及び飼料中のトロパンアルカロイド類に関する科学的意見書(2013年9月27日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 トロパンアルカロイド類(TAs)は数種の植物に存在する2次代謝物である。様々な種類の植物で200種以上のTAsの存在が明らかになっているが、食品及び飼料における汚染及び毒性に関する個々のデータには限りがある。そのため、フードチェーンにおける汚染物質パネル(CONTAMパネル)は、汚染及び毒性に関するデータが入手可能であった2種類のTAs、(-)-ヒヨスチアミン及び(-)-スコポラミンに関してのみリスク評価を行なうことが可能であった。 (-)-ヒヨスチアミン及び(-)-スコポラミンの薬理学効果は投与後短時間で現われることから、CONTAMパネルは、これらの物質については急性参照用量(ARfD)の設定が適切であると結論づけた。ボランティア被験者での試験で心拍数の減少が見られたことから、同パネルは、これら2つの物質に同等の作用性を想定し、(-)-ヒヨスチアミンと(-)-スコポラミンとの総量として考えるグループARfDを、0.016μg/kg体重と設定した。 EFSA加盟国のうち2か国から、食品検体124点及び飼料検体611点のTAsの結果が収集された。これらの検体における結果のほとんどが、左側打ち切りデータ(検出限界/定量限界以下)であった。 ひとつの食品及びひとつの年齢集団(幼児)についてのみ信頼性のある推定暴露値が入手可能であった。 この限られた情報を基に、CONTAMパネルは、幼児での食事経由暴露は最大で当該グループARfDの7倍まで達する可能性があり、また、摂取日数のおよそ11~18%に達した時点で当該グループARfDを超過する可能性があると結論づけた。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.22/2013(2013.10.30)P9 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3386.pdf |