食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03890830470 |
タイトル | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、イタリア、エミリア=ロマーニャ州の家きんにおける高病原性鳥インフルエンザA(H7N7)及び3人の養鶏場作業員の感染に関する疫学情報(2013年9月)を公表 |
資料日付 | 2013年9月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は9月19日、イタリア、エミリア=ロマーニャ州の家きんにおける高病原性鳥インフルエンザA(H7N7)及び3人の養鶏場作業員の感染に関する疫学情報(2013年9月)を公表した。 1.状況 2013年8月14日、イタリア、エミリア=ロマーニャ州フェラーラ県オステッラートの家きんに高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が検出され、H7N7亜型が確認された。欧州理事会指令2005/94に基づき防疫区域及び監視区域が設定された。にもかかわらず、当該地域ではその後も数件の集団発生が報告された。それらは、8月21日及び23日のボローニア県モルダーノの採卵鶏養鶏場、8月27日のフェラーラ県ポルトマッジョーレの七面鳥飼養場、9月4,5日のボローニャ県モルダーノの養鶏場及びフェラーラ県ボンデーノの小規模養鶏場である。感染農場は全て洗浄消毒された。集団感染阻止のために100万羽以上の家きんが殺処分された。防疫区域は感染農場の最終処置後21日間有効である。 2.鳥インフルエンザのヒトへの感染 H7N7亜型は家きんからヒトへ軽度の結膜炎から死亡までのさまざまな転帰の感染が広まることが知られていることから、感染農場の住人及び患鳥に直接暴露された作業者とその同居者について、最終接触から最高10日間のアクティブ・サーベイランスが実施された。 2013年9月10日時点で3人にH7N7が原因の結膜炎が確認された。感染した男性は46~51歳で、感染農場で作業又は殺処分作業をしていた。結膜炎患者は合併症もなく5~6日で治癒した。1人は結膜炎以外に悪寒及び筋肉痛が生じた。暴露者での血清転換者数を決定するために、血清学的研究のスクリーニングを暴露作業者、患者とその家族について実施することが計画されている。 3.評価 現在イタリアで発生している鳥インフルエンザA(H7N7)が一般市民に感染するリスクは低い、とECDCは結論付ける。リスクがあるのは、農家、獣医師、殺処分作業者などの直接患鳥やその死体と接触する人達である。これらの集団については地域の保健当局が積極的に監視を行っている。感染拡大を防ぐためにヒトからヒトへの感染を緊密に監視していく必要がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC) |
情報源(報道) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC) |
URL | http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&ID=867&RootFolder=%2Fen%2Fpress%2Fnews%2FLists%2FNews&Source=http%3A%2F%2Fwww.ecdc.europa.eu%2Fen%2FPages%2Fhome.aspx&Web=86661a14-fb61-43e0-9663-0d514841605d |