食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03880920482 |
タイトル | 香港衛生署衛生防護センター、マッドハニー中毒と疑われる事案が1件発生した旨公表 |
資料日付 | 2013年8月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 香港衛生署衛生防護センターは8月16日、マッドハニー中毒(mad honey poisoning)と疑われる事案が1件発生した旨公表した。患者は以下の3人で、うち2人の病状は重い。 1. 49歳男性:8月15日、自宅で蜂蜜を喫食した約2時間後にめまいや両手のしびれ等の症状を呈した。 2. 66歳女性:49歳男性の妻の母で、一緒に蜂蜜を喫食した後、短時間のうちに重いめまい、発汗、一過性意識消失、けいれん等の症状を呈した。 3. 30歳女性:49歳男性の友人で、一緒に蜂蜜を喫食した約1時間後にめまい、悪心、嘔吐、発汗、手足のしびれ、一過性意識消失等の症状を呈した。 女性患者2人は現在、心疾患集中治療室(CCU)で治療を受けており、病状は重い。男性患者の病状は安定している。3人ともグラヤノトキシン中毒の疑いと診断された。 調査によると、蜂蜜は男性患者がネパールから香港に持ち帰ったもので、3人はそれぞれ同じ蜂蜜を1さじから2さじ食べたという。他に2人が一緒に喫食したが、現在までに症状はでていない。 香港では2012年にマッドハニー中毒の届出が1件あったが、2011年及び2010年に届出はない。 同センターは以下の予防措置を採るよう市民に助言している。 1. 信頼できる販売店や養蜂場で蜂蜜を購入すべきである。 2. グラヤノトキシンを含む蜂蜜を喫食した場合、喉に灼熱感が生じることがあるため、苦みや渋みのある蜂蜜は廃棄する。 3. 蜜源の花の種類についてをできるだけ詳しく調べる。 4. 海外ではこれまで、トルコの黒海地域、北米、韓国、日本、ネパール、ニュージーランド等の地域の蜂蜜と関連のあるグラヤノトキシン中毒が発生していることから、これらの地域への旅行者は特に注意すべきである。 プレスリリースの英語版は以下のURLから入手可能。 http://www.dh.gov.hk/english/press/2013/130816-2.html |
地域 | アジア |
国・地方 | 香港 |
情報源(公的機関) | 香港食物環境衛生署食物安全センター |
情報源(報道) | 香港食物環境衛生署食物安全センター |
URL | http://www.dh.gov.hk/chs/press/2013/130816-2.html |