食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03840320149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、エトキサゾールのおうとう等に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2012年12月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月4日、エトキサゾール(etoxazole)のおうとう、すもも及びバナナに対する既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2012年11月29日承認、23ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 規則(EC) No 396/2005の第6条に従って、スペイン(訳注:評価担当加盟国(EMS))が、おうとう、すもも及びバナナに対する有効成分エトキサゾールの既存MRLを修正する申請書をKenogard S.A./SP社から受理した。スペインは、欧州連合(EU)南部で意図されているエトキサゾールの使用に適応させるため、いずれも定量限界(LOQ)の0.02mg/kgである既存MRLを、おうとうについては0.3mg/kg、すももについては0.04mg/kg、及びバナナについては0.2mg/kgにそれぞれ引き上げるよう提案した。スペインが規則(EC) No 396/2005の第8条に従って起草した(訳注:MRL修正の妥当性に関する)評価報告書(evaluation report)は、欧州委員会(EC)に提出され、EFSAへ転送された。
2. EFSAによると、EU南部におけるエトキサゾールの使用に適応させるため、スペインの提案通りのMRL(おうとう:0.3mg/kg、すもも:0.04mg/kg及びバナナ:0.2mg/kg)を算定するにあたり、データは十分である。妥当性が確認された定量限界(LOQ)を0.01mg/kgとして、検討対象産品におけるエトキサゾールの残留物を管理するにあたり、十分な規制のための分析方法が利用可能である。しかし、マイナス18℃で保存する場合、6か月の期限を超えると、エトキサゾールの残留物は安定ではないことが示されたため、保存期間が6か月以内の試料を分析しなければならないことを強調することが望ましい。
3. リスク評価の結果に基づき、EFSAは、提案されているおうとう、すもも及びバナナへのエトキサゾールの使用によって、消費者の暴露量が毒性学的参照値を超えることはなく、したがって消費者の健康リスクが生じる可能性は低いと結論づける。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3006.pdf