食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03840270149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬の生態毒性に係るXMLスキーマ形式データベースの完成について科学的報告書を公表
資料日付 2012年11月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月27日、入力を外部委託した農薬の生態毒性に係るデータ入力の完了(XMLスキーマ形式、第一段階試験の評価項目)について科学的報告書(2012年7月23日受理、2013年2月25日更新、96ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAの「植物保護製剤及びそれらの残留物に関する科学パネル」(PPRパネル)は、「水圏生態毒性に関する手引書」及び「陸圏生態毒性に関する手引書」の改訂を目的として、農薬の生態毒性学的性質に関するデータベースの構築が、これらの手引書で用いられる「毒性暴露比(Toxicity Exposure Ratios: TERs)」の妥当性確認のために必要不可欠であると判断した。
2. 「農薬の生態毒性に係るデータ入力(XMLスキーマ形式、第一段階試験の評価項目)」と題する調査事業は、調達手続き後の2009年、EFSAによって外部委託された。
3. 選ばれたデータ入力ソフトは、推奨されたIUCLID 5.2であった。IUCLIDインターフェイスは、化学物質の試験結果の概要を報告するための経済協力開発機構(OECD)の統一テンプレートに基づいており、検索及び統計学的解析に適している。このソフトは現在、既存の化学物質及び殺生物剤の物理化学的性状のデータ、毒性学的データ及び生態毒性学的データの収録に用いられており、REACH規則(訳注:欧州における化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する欧州議会及び理事会規則)によって要求されるデータを提出するために唯一認められた形式である。
4. 本委託契約を履行することによって構築されたこのデータベースは、2012年3月に完成したが、最終的に引き渡す成果物は、すべての生態毒性に係る第一段階試験の評価項目、及び指令91/414/EEC(訳注:植物保護製剤の有効成分の認可に関する理事会指令)に沿って提出される申請書類において利用可能なリスク評価の評価項目(第一段階以上の試験がないものも含む)を対象とする、OECDのXMLスキーマ形式に準拠したデータベースである。
 当該データベース(ZIPファイル)は、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/326eax1.zip
 欧州化学物質庁(ECHA)によるIUCLID 5.4.1は、以下のURLから入手可能。
http://iuclid.eu/
 IUCLID 5の使用説明書(英語版、2
,044ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://echa.europa.eu/documents/10162/13632/iuclid_en.pdf
 IUCLID 5の使用説明書(経済産業省による日本語の抜粋版、477ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/IUCLID5japanese_080626.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/326e.pdf