食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03830720475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、除草剤グリホサート耐性遺伝子組換えトウモロコシMON87427の認可について意見書を公表 |
資料日付 | 2013年6月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は6月3日、欧州規則EC No.1829/2003に基づき、除草剤グリホサート耐性遺伝子組換えトウモロコシMON87427の輸入、加工、食品及び飼料として使用するための市場流通認可申請について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2013年4月2日付けで提出した意見書を公表した。 当該トウモロコシは、除草剤グリホサート耐性をトウモロコシに付与するCP4epsps遺伝子をゲノムに組み込んだものである。この遺伝子の発現は、特定の組織に現れ、雄性生殖組織はこの耐性を獲得しない。よって、トウモロコシMON87427にグリホサート処理をすると人為的に雄性不稔性トウモロコシを生産することができる。この遺伝子組換えはハイブリッドトウモロコシの生産性を向上させる目的を持つものである。 トウモロコシMON87427は、T-DNA領域を有する 無毒化プラスミド(plasmide desarme/disarmed plasmid)を持つアグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)を使って、トウモロコシLH198xHill系の未熟胚を形質転換して得られたものである。 (導入遺伝子が発現した)分子に関しては、提出された成分分析でMON87427の形質転換を特徴付けることができ、トウモロコシMON87427の消費者リスクを想起させるものではない。 定量した化学成分組成の比較分析は、標準的栽培条件下で、グリホサートで処理した及び処理していないトウモロコシMON87427の茎葉部と子実の成分組成と対照トウモロコシ及び試験に用いた比較用の栽培品種の茎葉部と子実の成分組成が同等であると結論付けた。 この条件で、トウモロコシMON87427由来製品の栄養品質評価ができるデータが提出されていない。 CP4 EPSPSたん白質及びトウモロコシMON87427の潜在的アレルギー誘発性の評価は、アレルギー誘発リスクに結びつくような成分を明らかにすることはなかった。 しかし、動物飼養試験(etude d’alimentarite)を実施すれば、組成比較分析データを補完し、リスク評価の不確実性を下げることができる。同じく、グリホサートで処理したトウモロコシMON87427由来製品を使った90日間亜慢性毒性試験が実施されていないので、当該トウモロコシの追加毒性リスク評価を行うことができない。 よって、ANSESは否定的意見を付した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/sites/default/files/documents/BIOT2013sa0004.pdf |