食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03770240149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ビフェナゼートのかんきつ類等に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2012年10月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月18日、ビフェナゼート(bifenazate)のかんきつ類等に対する既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2012年10月15日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 規則(EC) No 396/2005の第6条に従って、オランダ(訳注:評価担当加盟国(EMS))が、かんきつ類、仁果類、核果類、ぶどう、ホップ、いちご、トマト、とうがらし類、なす、メロン及びすいかに対するビフェナゼートの既存MRLを修正する申請書をChemtura社から受理した。当該EMSは、意図されているビフェナゼートの使用に適応させるため、MRLの引下げが提案されたとうがらし(訳注:とうがらし(甘味種)、sweet pepper)、並びにMRLの変更は不要と結論づけられたトマト及びなすを除き、すべての当該作物についてMRLの引上げを提案した。当該EMSが規則(EC) No 396/2005の第8条に従って作成した評価原案(evaluation reports)は、欧州委員会(EC)に提出され、2012年1月6日にEFSAへ転送された。
2. EFSAによると、かんきつ類:0.9mg/kg、仁果類:0.5mg/kg、もも/ネクタリン及びすもも:0.5mg/kg、ぶどう:0.7mg/kg、いちご:3mg/kg、トマト及びなす:0.5mg/kg、とうがらし(甘味種):0.4mg/kg、とうがらし:3mg/kg、うり類(皮が非食用のもの):0.6mg/kg、及びホップ:20mg/kgのMRL案を算定するにあたり、データは十分である。妥当性が確認された定量限界(LOQ)を0.01mg/kgとして、検討対象作物におけるビフェナゼートの残留物を管理するにあたり、十分な規制のための分析方法が利用可能である。以前に出されたEFSAの理由を付した意見書において、当該作物の一部についてMRLの引上げが提案されたため、(訳注:EU域内の)貿易障害を避けるために、それらの高いMRLを考慮に入れる必要がある。
3. リスク評価の結果に基づき、EFSAは、提案されているかんきつ類、仁果類、核果類、生食用・ワイン用ぶどう、いちご、トマト、とうがらし類、なす、メロン、すいか及びホップへのビフェナゼートの使用によって、消費者の暴露量が毒性学的参照値を超えることはなく、したがって消費者の健康リスクがもたらされる可能性は低いと結論づける。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2920.pdf