食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03751120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、肉用鶏及び採卵鶏用添加物Coxidin(モネンシンナトリウム)の休薬期間の改定に関する科学的意見書を公表
資料日付 2013年1月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月11日、肉用鶏及び採卵鶏用添加物Coxidin(モネンシンナトリウム)の休薬期間の改定に関する科学的意見書(2012年12月12日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 Coxidinには、家きんのコクシジウム症予防のための有効成分モネンシンナトリウムが含まれている。申請者は、Coxidinの認可休薬期間の1日から0日への短縮を求めている。当該短縮は消費者の安全性評価に影響する。
 当該添加物を用いてモネンシンナトリウムを認可最大濃度とした飼料を肉用鶏に使用した場合の、組織中のマーカーとなる残留データが新たに提出されたが、肝臓、腎臓並びに皮及び脂肪における残留基準値が休薬期間0時間で基準を超えていることが示されており、実質的に既知の残留の状態以上の内容は盛り込まれていなかった。
 当該試験データに基づいた消費者に対する暴露評価では、0、1及び3時間の休薬期間後にいずれも一日摂取許容量(ADI)値を上回っていた。(ADI0.180mg/kg体重/日に対し、それぞれ0.267、0.282、及び0.267mg)。
 組織中のマーカー濃度から導かれるモネンシン関連の残留物は、24時間の休薬期間後の合計残留量を考慮すれば50%の低減が可能である。休薬期間が24時間未満の場合の毒性残留物の量は分かっていないことから、0時間、1時間及び3時間の休薬期間後の残留値が低減するとは考えられない。
 「動物用飼料に使用する添加物及び製剤又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、Coxidinを認可濃度で投与される肉用鶏及び採卵鶏に対する、同剤の休薬期間の1日から0日への短縮は支持しない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3045.pdf