食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03751090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種用飼料添加物としてのビタミンA(酢酸レチニル、パルミチン酸レチニル及びプロピオン酸レチニル)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2013年1月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月8日、全動物種用飼料添加物としてのビタミンA(酢酸レチニル、パルミチン酸レチニル及びプロピオン酸レチニル)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2012年12月12日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 ビタミンAは視覚、広範な組織の分化及び増殖、骨の成長、生殖及び胚発生に必須である。
 対象種を用いた耐用試験データからは、食料生産動物及び愛がん動物に対して欧州連合(EU)規制に定める基準値を考慮した場合に、動物の安全性への懸念は示されなかった。
 消費者に対する全ての暴露評価では、摂取により成人の健康に影響をもたらす可能性がある動物由来食品はレバーのみであった。
 当該リスクに関しては、排除はできないものの、EFSAが飼料中のビタミンA量の最大量の低減を意図して提案する新たな基準値が順守されれば、大幅な低減は可能である。
 EFSAが提案するビタミンAの最大量は以下のとおり。
1.豚:離乳後及び離乳前の子豚では、完全配合飼料1kg当たり16
,000IU、肉用豚では同6
,500IU、繁殖用豚では同12
,000IUである。
2.家きん:生後14日までの鶏(全てのマイナー種の家きんを含む)及び生後28日までの七面鳥では同20
,000IU、全家きん(肉用、採卵用、採卵及び繁殖用)では同10
,000IUである。
3.全ほ乳類用代用乳では、代用乳1kg当たり25
,000IUである。
4.生後4か月までの繁殖用子牛、子羊及び生後2か月までの繁殖用子羊では、完全配合飼料1kg当たり16
,000IUで、肉牛、めん羊及び山羊では同10
,000IUである。
5.乳牛では、1日当たり1頭につき200
,000IUである。
6.うさぎ、馬、サケ科魚類及び愛がん動物については、最大量は提案されていない。
 ビタミンAの補給経路が別にあるとすれば(例えば飲用水など)、それにより消費者に対するリスクが増大する可能性がある。
 酢酸レチニル、パルミチン酸レチニル及びプロピオン酸レチニルは、有効なビタミンA源とみなされる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3037.pdf