食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03750900475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、緑茶製剤(サプリメント)使用の安全性について意見書を公表 |
資料日付 | 2013年1月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は2013年1月15日、緑茶製剤(サプリメント)使用の安全性について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2012年12月17日付けで提出した意見書を公表した。 欧州食品安全機関(EFSA)は、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)について、50mg/kg/日の無毒性量(NOAEL)に基づき、安全係数100を適用し、一日摂取許容量(ADI)を0.5mg/kg/日に設定している(EFSA-ESCO et al. 2009)。 多くの研究報告が、ADIを超過すると、カテキン類(主としてEGCG)は、肝毒性があるとしている(Chan et al. 2010; Galati et al. 2006)。EGCGの一日摂取量は、0.5mg/kg/日のADIを超えないことが重要である(EFSAESCO et al. 2009)。この値は1.5gのティーバッグ1個・1回の浸出で超過するものであり、抽出物ではなおさら超過することになる。 ADIを超過する可能性があることを考慮すると(1.5gのティーバッグ1個でEGCGのADIである0.5mg/kg/日を超える)、栄養専門委員会(CES NUT)は消費者に起こりうるリスクについて判断するための補足情報を得ることが必要であると考える。実際、EGCG含有量データが不足していることや使用している茶の種類による大きなばらつきがあり得ることを考慮すると、このADIを最大摂取推奨量や販売規制に適用することはできない。 サプリメント(又は粉末)に関して、CES NUTは、申請者が提案している薬用量(又は使用法)がADIを超えないような、茶葉の水抽出物を主成分とするもののみ市場流通認可するよう勧告する。 CES NUTは、緑茶を主成分とする製剤の認可には法規の厳密な遵守と科学的に証明されていない緑茶の健康強調表示の完全な見直しにより、アジアの伝統的で最もポピュラーな緑茶の過剰な消費による、まれに生ずる副作用症例の発現リスクを減少することができると結論するものである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/Documents/NUT2011sa0139.pdf |