食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03730810149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えジャガイモEH92-527-1の販売禁止要請書の評価に係る科学的意見書を発表
資料日付 2012年12月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネル(GMO)は12月19日、遺伝子組換えジャガイモEH92-527-1のハンガリーでの栽培目的での販売の禁止を正当とする提出書類の評価に係る科学的意見書を発表した。概要は以下のとおり。
 ハンガリーは欧州委員会(EC)に対し、同国における当該ジャガイモの栽培目的での販売を禁止するセーフガード措置を正当とする科学的根拠を提出したが、ECは、禁止を裏付ける科学情報を評価するよう当パネルに諮問した。ハンガリーの提出書類のほか、関係する科学文献をすべて検討した結果、当パネルは次の結論に至った。
1. nptII遺伝子の安全性に関する具体的な新データが提示されていない。
2. カナマイシン及びネオマイシンの治療学的関連性については、以前のEFSA意見書で既に取り上げており、Mycobacterium tuberculosisの抗生物質(カナマイシン)耐性マーカー遺伝子は、染色体の突然変異によって生じたものであって、nptIIのようなアミノ配糖体遺伝子の移行に由来するものではないという結果を得ている。
3. ハンガリーの提出書類で強調されている知見不足と不確実性については、以前のEFSA意見書で既に取り上げており、当該ジャガイモに存在するnptII遺伝子の安全性については、従来の結論を見直すべき新たな知見が科学文献に見られない。
 よって当パネルは、当該ジャガイモに係る意見書を再検討すべき根拠は今のところないとの結論に達した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3021.pdf