食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03730740149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、非動物性食品中の病原体によるリスクに係る科学的意見書Part1(集団感染事例データ分析及び食品と病原体の組合せリスクランク付け)を公表 |
資料日付 | 2013年1月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月8日、非動物由来食品中の病原体によるリスクに係る科学的意見書Part1(集団感染事例データ分析及び食品と病原体の組合せリスクランク付け)を公表した(138ページ、2012年12月6日採択)。概要は以下のとおり。 1.非動物由来食品(Food of non-animal origin、FoNAO)はさまざまな形態で摂取され、食事の主要構成要素となっている。この種の食品は、2011年のベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)O104が関与したような大規模集団食中毒に関連する可能性がある。FoNAO及び動物性食品(Food of animal origin、FoAO)の食中毒の割合を示すために、両食品による患者発生数を比較した。その結果、EU人獣共通感染症モニタリングの一環として報告された集団感染事例データは、現時点ではEU規模での比較推定のための一選択肢でしかないことが結論付けられた。 2.2007~2011年のデータでは、FoNAOは集団感染事例件数の10%、患者数の26%、入院者の35%、死亡者の46%と関連していた。このデータから2011年のVTEC O104集団感染事例を除外すると、FoNAOは集団感染事例件数の10%、患者の18%、入院者の8%、死亡者の5%となった。 3.2008~2011年はFoNAOによる集団感染事例、患者、入院、死亡の報告が増加した。EUにおけるFoNAOが原因となった症例に最も関連する具体的な食品と病原体の組合せを特定し、順位付けるために、7つの基準※に基づくモデルが開発された。(※2007~2011年の集団感染事例データに基づく食品と病原体の関連性の強度、発症数、病気の負荷、用量反応関係、消費量、汚染の発生率、保存期間中の病原体増殖の可能性。) 集団感染事例データを用いる手法の短所についても検討された。 4.トップにランク付けられた食品と病原体の組合せはサルモネラ属菌/生で喫食する葉物野菜のサラダで、次いでサルモネラ属菌/茎菜類、サルモネラ属菌/トマト、サルモネラ属菌/メロン、病原性大腸菌/生の豆類・さや豆・穀類であった。 当該意見書は以下のURLから入手可能。 http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3025.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3025.htm |