食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03710940314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ビタミンDに関するQ&Aを公表
資料日付 2012年11月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は11月8日、ビタミンDに関するQ&Aを公表した(2012年10月22日付け、BfR、ドイツ栄養協会(DGE)及びマックスループナー研究所(MRI)の共同による「よくある質問とその回答」)。概要は以下のとおり。
 DGEによると、子供、十代の若者及び成人について、生体内でのビタミンDの生成がないと仮定した場合の1日当たりの適正な摂取量は20μgであると推定される。
 「よくある質問とその回答」の概要は以下のとおりである。
Q1.食品にはどのくらいのビタミンDが含まれているのか?
A1.ビタミンDを多く含む食品は限られており、そのほとんどが動物性食品である。特に脂肪に富んだ魚(サケ、ニシン、サバなど)に多く、次いでレバー、マーガリン(ビタミンD強化)、卵黄及び食用マッシュルームの一部などである。ドイツでは、一般的な食品からのビタミンDの摂取量は1日当たり2~4μgに過ぎない。
Q2.ビタミンD製剤又はビタミンD強化食品の摂取は必要か?
A2.ビタミンD欠乏症と診断された場合や、食事又は日光を浴びることによる生体内での生成によって十分なビタミンDが得られない場合を除き、ビタミンD製剤の摂取やビタミンD強化食品を介しての追加摂取は推奨されない。
Q3.ビタミンDの過剰摂取による健康影響は?
A3.ビタミンDの過剰摂取及びそれに関連する副作用は、過剰な経口摂取でのみ考えられる。ビタミン製剤の場合、欧州食品安全機関(EFSA)が導き出した1日当たりの許容上限摂取量(torelable total intake quantity)は、11歳以上の子供及び成人では100μgで、11歳未満の子供では50μgである。これらの基準はビタミンD製剤及びビタミンD強化食品を含む全ての食品からの摂取を考慮している。
 ビタミンD製剤による過剰摂取以外は可能ではないが、100μgを超えるビタミンDを毎日摂取し続けた場合、腎臓結石又は石灰化などの好ましくない影響が考えられる。ただし医学的理由でビタミンDの多量摂取が処方される場合がある。
Q4.消費者はどうすべきか?
A4.夏季、冬季を通じ、できるだけ屋外に出てスポーツなどを行うこと。脂肪に富んだ魚(ビタミンD以外にn-3脂肪酸及びヨウ素も含む)は、1週間に1、2回の摂取が望ましい。ビタミンDは、製剤を摂取しなくても、十分長い時間日光を浴び、バランスの良い食事を続ければ十分に摂取できる。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/en/selected_questions_and_answers_on_vitamin_d-132037.html