食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03710580110
タイトル カナダ保健省(Health Canada)、生又は加熱不十分の貝の喫食リスクについて注意喚起
資料日付 2012年11月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ保健省(Health Canada)は11月15日、生又は加熱不十分の貝の喫食がもたらすリスクについて注意喚起した。概要は以下のとおり。
 カナダ保健省は、カキ、アサリ、ムール貝、ホタテ貝及びザル貝などについて、採捕、保存、取扱い及び調理のための下ごしらえが適切に行われたものでない限り、生の状態では食中毒を引き起こす可能性がある細菌、ウイルス及び貝毒が存在するとして注意喚起している。
 貝類の食中毒を予防するための助言は以下のとおり。
1.信頼のおける店で購入し、水温4℃未満の冷水に浸けて保存する。小売業者は、貝類の荷送人を示すタグを購入者に対して提示できるようにすべきである。
2.購入後は直ちに冷蔵庫に移す。生きた貝類を密閉容器に入れたり、真水にいれたりしない。湿らせた布で包み、冷蔵庫の最下段に置く。むき身は密閉容器に入れる。生の貝類は、鮮度及び品質にもよるが、冷蔵でおおよそ数日間、冷凍で2~4か月保存可能である。カキのむき身は、2日以内に喫食しない場合は冷凍する。
3.パッケージの破損または開封の有無、パッケージについている霜の量は最小限であるか確認する。購入後直ちに冷凍庫に入れ、調理に取り掛かる準備ができるまで取り出さない。室内において常温での解凍は絶対しない。冷蔵庫内か冷水に入れての解凍、又は電子レンジで解凍する。冷水解凍する場合は30分ごとに水を変える。解凍後は直ちに加熱調理する。
4.生の貝類と加熱調理済み食品とは分けて保存し、優良衛生規範に従う。調理の前や生の貝類を取り扱った後には手を洗う。皿及び調理器具は、生の貝類用と加熱調理済み貝類用とを分けて使用する。
5.新鮮な貝は叩いても固く閉じた2枚の殻が開かない。
6.水槽に入れて販売されるむき身のカキは、生食用ではない。
7.カキ、アサリ、ホタテ貝、ムール貝及びザル貝などの食中毒を予防するためには加熱調理が最善の方法である。
 当該貝類の加熱調理に関する助言は以下のとおりである。
1.ゆでる場合は、殻が開くまでゆで続け、その後も3~5分間ゆで続ける。むき身の場合は、最低でも3分間又は身の周囲が縮むまでゆでる。
2.蒸す場合は4~9分間蒸し、殻が開かなかったものは廃棄する。
3.むき身をフライにする場合は190℃で最低でも3分間加熱する。
 貝類を個人で採捕する場合は、一般に開放されている採捕場で行う。また、時期を問わず、貝類には汚染化学物質又は藻類由来の自然毒があり、それらは加熱調理しても消滅しない。採捕の規制又は販売施設以外の貝類を喫食する際の注意事項については、地元当局に問い合わせる。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ保健省(Health Canada)
情報源(報道) カナダ保健省(Health Canada)
URL http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2012/2012_170-eng.php