食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03710420330 |
タイトル | 英国健康保護局(HPA)、英国の症例からの新型コロナウイルスの全ゲノム配列を公表 |
資料日付 | 2012年11月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国健康保護局(HPA)は11月13日、英国の症例からの新型コロナウイルスの全ゲノム配列を公表した。概要は以下のとおり。 HPAは、9月22日に英国で診断された症例からの新型コロナウイルスの全ゲノム配列の完成版を公表した。当該患者は現在ロンドンの病院にて加療中である。 今回公表された全ゲノム配列により、6月にサウジアラビアで初の新型コロナウイルス感染症と診断され、その後死亡した症例と英国の症例がいかに近縁かが明らかとなろう。 患者2人の感染時期に3か月のタイムラグがあることを考慮しつつゲノム配列の変異を分析した結果、感染源はそれぞれ独立していた可能性がある。ゲノム解析により、新型コロナウイルスに最も近縁なのは2008年にオランダで確認されたコウモリウイルスであることも判明した。 HPAは、当該全ゲノム配列データを科学界と共有し、ウイルスの多様性について理解を広げることにより、ウイルスの特定、治療及び新たに感染者が発生した場合に備えたワクチンの開発などの予防戦略策定の一助としたいと考える。 英国での患者の発生以降、サウジアラビアでさらに1人の新型コロナウイルス感染者が出たことが明らかになり、患者数は全世界で3人となった。渡航制限措置はとられていないが、中東から帰国する旅行者で息切れなどを訴える人は医師に相談するべきである。 メッカ巡礼の時期が終わり、英国に戻る旅行者に新型コロナウイルスの疑い例として検査が必要となる旅行者は少ないとみられるが、対応の準備はできている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国健康保護局(HPA) |
情報源(報道) | 英国健康保護局(HPA) |
URL | http://www.hpa.org.uk/NewsCentre/NationalPressReleases/2012PressReleases/121113WholegenomesequencefromUKcaseofnovelcoronav/ |