食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03710340373 |
タイトル | スペインのカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)、2008~2010年のカタルーニャ州における食品媒介性人獣共通感染症及び薬剤耐性に関する報告書を公表 |
資料日付 | 2012年11月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | スペインのカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)は11月16日、2008~2010年のカタルーニャ州における食品媒介性人獣共通感染症及び薬剤耐性に関する報告書(120ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1.カンピロバクターは現在、ヒトの胃腸炎の最も多い原因である。適用された衛生及び予防措置の効果が期待されていたが、農場におけるカンピロバクター保菌率も一定であり、サルモネラ症のように減少していない。ヒトにおいて最も一般的なカンピロバクターはカンピロバクター・ジェジュニである。 2008年に報告された腸炎患者7 ,122人のうち、47.6%がカンピロバクターによるものであった。2009年は45.47%(腸炎患者計7 ,869人中、カンピロバクター腸炎患者3 ,578人)、2010年は46.6%(腸炎患者6 ,282人中、カンピロバクター腸炎患者2 ,926人)であった。 2. サルモネラ感染症は患者数が2番目に多い人獣共通感染症である。 2004年以降、サルモネラ感染者数は大きく減少し、特に2010年はほぼ50%に減少した(2004年3 ,790人、2010年1 ,693人)。養鶏場におけるサルモネラ属菌保菌率の大幅な減少と一致することから、サルモネラ感染者数の減少は養鶏場における保菌率の減少に関連すると考えられる。 3.食品媒介性疾患はカタルーニャで報告された疾病の集団発生の大部分を占めているが、2006年以降は減少している。 4.リステリア・モノサイトゲネス感染症は、報告件数は少ないが、重症化すると死亡率が高くなり、また、主な感染経路は食品由来であることから重要な病原体である。 当該報告書(カタルーニャ語)は以下のURLから入手可能。 http://www.gencat.cat/salut/acsa/html/ca/dir2911/svc_zoonosi2008_2010.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | スペイン |
情報源(公的機関) | スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA) |
情報源(報道) | スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA) |
URL | http://www.gencat.cat/salut/acsa/html/es/dir1599/doc35048.html |