食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03710150475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、酵母エキスや肉エキス生産にゲオバチルス・ステアロサーモフィルス(TP7菌株)由来のサーモリシンを加工助剤として使用するための認可申請について意見書を公表 |
資料日付 | 2012年10月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は10月19日、酵母エキスや肉エキス生産に非遺伝子組換えゲオバチルス・ステアロサーモフィルス(Geobacillus stearothermophilus:好熱性細菌)菌株(TP7菌株)由来のサーモリシン(thermolysin)を加工助剤として使用するための認可申請について、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2012年7月25日付けで提出した意見書を公表した。 当該食品酵素は、サーモリシン(E.C. 3.4.24.27、CAS番号9073-78-3)である。この酵素は、疏水性アミノ酸を含むペプチド結合を低分子ペプチドに加水分解する。有意な二次酵素活性(activite enzymatique secondaire)は示されていない。この食品酵素の化学的生物学的純度基準は、2006年10月19日付け改正省令の規定を満足している。食品酵素の生産株及び抗生物質の検査は陰性であった(検出されなかった)。 一般の人々が日常的に摂取している最大値を使って、最も安全側に立った方法のBudget法で計算した安全マージンは1 ,906である。 ラットを使った90日間亜慢性毒性試験の最大用量から、1g/kg体重/日、即ち323.3mg TOS(全有機固形物)/kg体重/日の無毒性量(NOAEL)が得られた。 申請者は、2011年に更新された欧州食品安全機関(EFSA)の安全性適格推定(QPS)微生物リストにGeobacillus stearothermophilus菌が登録されていることを安全性の裏付けとしている。 ANSESは、申請者の提出した試験や調査などの結果に鑑み、また、申請者の提出した使用条件で、酵母エキスや肉エキス生産に非遺伝子組換えGeobacillus stearothermophilus菌株(TP7菌株)由来のこのサーモリシンを使用しても、消費者の健康リスクを引き起こすいかなる要素も明らかにできなかった。よってANSESはこの申請に肯定的意見を付す。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/Documents/BIOT2012sa0094.pdf |