食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03700820475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、食塩摂取量は減少傾向にあるが依然として低減量は不十分とする報告書(2003~2011年)を発表
資料日付 2012年11月9日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は11月9日のプレスリリースで、食塩摂取量は減少傾向にあるが依然として低減量は不十分とする報告書(2003~2011年)を発表した。
 過剰摂取すると食塩は病気の原因、特に高血圧や心臓病のリスク要因になる。2002年にANSESは一般国民の食塩摂取量を20%低減するよう提言し、かつ特定の食品の食塩含有量を段階的に低減するよう推奨した。フランス国立消費研究所(INC)と共同で、2003年から食品合同委員会(panel d’aliments)で食塩調査事業を実施してきた。ANSESは、この調査開始から観察された成分(食塩)の変化の影響評価を完了した(2003~2011年分)。それによると、食塩摂取量は明らかに減少してきており、国民栄養健康プログラム(PNNS)や全国食品計画(PNA)の枠組みにおける食品加工業者の栄養成分自主規制契約(chartes d’engagement volontaires)方式の利点を示すものとなった。ただし、この食塩摂取量の減少量は公衆衛生の目的を達成するには依然として不十分である。したがって、ANSESは、自主規制契約企業数を増やし、かつ加工食品中の食塩を更に低減するために、追加措置を、もしそれでも不十分ならば規制措置を施行することを推奨する。
 PNNS-3(2011-2015)では、5年間で平均食塩摂取量を以下のように低減し、最終的には食塩摂取量5g/日を達成することを目指す。
・成人男性:8g/日
・成人女性と子供:6.5g/日
 食塩高摂取集団(12g/日以上)の現状は、INCA1(1999)からINCA2(2005-2006)の間に20%~30%減少している。現在のフランス人の平均食塩摂取量は、調理時や食事時に使う食卓塩の添加使用量を除き、成人男性で8.7g/日、成人女性で6.7g/日で、調理時や食事時の食塩添加を含めると男性で約10g/日、女性で約8g/日である。
[関連資料]
 報告書(23ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.anses.fr/Documents/NUT2012sa0052.pdf
 ANSESの減塩サイトは以下のURLで参照可能。
http://www.anses.fr/PNF601.htm
 国民栄養健康プログラム(PNNS) 2011~2015年(66ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.sante.gouv.fr/IMG/pdf/PNNS_2011-2015.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/PMGC008D01.htm