食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03700680149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、雌豚、子豚、肥育豚、肥育牛、飼育用子牛、肉用鶏及び肥育うさぎ用飼料添加物としてのトヨセリン(Bacillus cereus)に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2012年10月31日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月31日、雌豚、子豚、肥育豚、肥育牛、飼育用子牛、肉用鶏及び肥育うさぎ用の飼料添加物としての「トヨセリン」(Bacillus cereus)に関する科学的意見書(2012年10月16日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 「トヨセリン」(Toyocerin)はBacillus cereus株の芽胞を含む製剤である。 申請者から提出された耐用試験結果の一部は、現行の基準を満たしていないものの、当該添加物には、推奨用量の範囲内における対象種への使用では疾病を生じさせる直接的な影響はないことを十分に保証する試験結果も存在する。その他の研究でも有害な影響が示されなかったことから、「動物用飼料に使用する添加物及び製剤又は物質に関する科学パネル(FEEDAPパネル)は、当該添加物の認可/再評価対象種への使用は十分許容できると結論づける。 しかしながら、当該株は2種類の薬剤耐性を有する。少なくともそのうちの一方は後天性の耐性に属すると考えられる。このような理由から同パネルは、他の菌株へ転移する能力を持つ耐性決定因子を対象動物種に導入することは推奨しない。 全ゲノムの配列解析の結果、「トヨセリン」に含まれるB.cereus菌株は、非溶血性及び溶血性エンテロトキシンをコードする全ての遺伝子を保有することが判明した。これら2つのオペロンは病原性のB.cereus株と同じ構築構造を示し、転写又は翻訳に作用する突然変異も見られなかったことから、「トヨセリン」の菌株には機能性毒素を産生する能力があり、生体に暴露があった場合は危害(ハザード)となり得ると考えられる。この危害は、当該添加物を扱う者や汚染を受けた動物由来製品への暴露を不用意に受けた消費者にも当てはまる。 FEEDAPパネルは、離乳後の子豚用飼料としての「トヨセリン」の有効性について結論づけるのに十分なデータはないとし、また、現状のデータでは、「トヨセリン」が家きん及びうさぎ用飼料添加物として、リストに記載された抗コクシジウム剤と併用できるかについての結論は導き出せないとしている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2924.pdf |