食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03700530149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、乾燥耐性遺伝子組換えトウモロコシMON87460の販売申請に係る科学的意見書を発表 |
資料日付 | 2012年11月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネル(GMO)は11月15日、乾燥耐性遺伝子組換えトウモロコシMON87460の食品・飼料用途、輸入及び加工を目的とした販売申請に係る科学的意見書を発表した。概要は以下のとおり。 アグロバクテリウムによる形質転換で開発された当該トウモロコシは、枯草菌の低温ショックタンパク質B(CspB)と大腸菌のネオマイシンホスホトランスフェラーゼII(NPTII)を発現して、水不足条件下での歩留まり損失を抑えている。 転換により生じた接合部位のフランキング配列と読取り枠に対する生物情報学的解析の結果、安全上の懸念はなかった。 従来種との比較解析を行った結果、両タンパク質(CspBとNPTII)の発現とは別に、水やりが十分な条件下で生育させた当該トウモロコシの茎葉及び子実の成分組成には、幾つか相違のあることが観察された。相違の程度とエンドポイントの特性を勘案すると、ヒトや家畜への安全上の懸念はないとの結論に達した。当該トウモロコシは従来種に比較して、ストレスの多い条件下で高い農学的能力特性を発揮し、化学的成分組成も異なる。 所与の特徴を勘案すると、観察された相違点は予想を越えるものとはいえず、安全上の懸念を提起するものではない。栄養価は他の品種と同等で、他品種と同様の方法で用いることができる。流出があった場合に、野生化した当該トウモロコシが定着又は生残する蓋然性が高まることを示すものはない。理論的にあり得る当該トウモロコシからバクテリアへの遺伝子の水平伝播リスクについて精査したが、所期の用途における懸念はなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2936.pdf |