食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03700190475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、動物用医薬品の副作用観察報告書を初めて発表(動物用医薬品副作用報告2011年版) |
資料日付 | 2012年11月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は11月9日、動物用医薬品の副作用観察報告書 (動物用医薬品副作用報告2011年版) を初めて発表した(70ページ)。 ANSESの一部局である国立動物用医薬品局(ANMV)を通して、ANSESはフランスにおける動物用医薬品のリスク評価及びリスク管理の任務を担っている。ANSESは特に、動物用医薬品の使用に関する有害影響報告を収集することを目的とした、動物用医薬品副作用観察体制の運営を付託されている。市場流通認可(MA)申請の裏付け用に提出されたデータの補足として、これらの認可(MA)後の調査データは、動物用医薬品の安全な使用のためのリスク管理措置の適用に必要な基本データである。 動物用医薬品副作用観察報告体制(2011年)は、設置したシステムが、フランスが欧州連合(EU)域内での副作用届出数で欧州諸国のトップ集団に位置することができるほどに、動物用医薬品の有害影響報告を効率よく吸い上げることができることを示した。他方、問題となった動物用医薬品に関するリスクを低減するために、これらの収集した有害影響報告に基づいて複数の管理措置がとられた。 最後に、複数の畜産分野(特に養豚と養鶏)からの届出数が少ないことを考慮し、また、届出者のモチベーションを維持することの重要性を鑑みて、2つのテーマについて研究が実施されている。即ち、1つは動物用医薬品副作用観察に関する獣医師に向けたコミュニケーション、2つ目は舎飼集中飼養業者からの届出促進である。 2011年にANSES-ANMVが記録した家畜の副作用は全国で2 ,836件であった。このうちの43%は重症症例で症状が長期間継続し、先天的異常及び奇形、治療を受けた家畜の生命を脅かす又は死に至らしめる重大な障害や不全を引き起こすものであった。 届出の90%は獣医師からのものである。家畜の所有者や飼育者からの届出は9%であった。届出された副作用のほとんどはペットで、81%は犬や猫に関するものであった。牛については11%で、その他は動物種毎に3%未満であった。 動物用医薬副作用観察報告書「フランスの動物用医薬品副作用観察システムと2011年に発生した動物用医薬品副作用に関する主な事例」(70ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.anses.fr/Documents/ANMV-Ra-Pharmacovigilance2011.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/PMGC00BD01.htm |