食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03690480111 |
タイトル | カナダ食品検査庁(CFIA)、XL Foods社に関する腸管出血性大腸菌血清型O157:H7検査の評価報告書を公表 |
資料日付 | 2012年10月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ食品検査庁(CFIA)は10月23日、XL Foods社施設38に関する腸管出血性大腸菌血清型O157:H7検査の評価報告書を公表した。概要は以下のとおり。 当該報告書の目次は以下のとおりである。 1. 報告書の目的 2. 背景 3. 経過観察及び所見 3.1 事業所の徹底的な見直し(9月12日~18日) 3.2 仮操業再開へ向けた調査(10月8日~10日) 3.3 枝肉検査(9月30日~10月6日) 3.4 仮営業免許での、切断作業及び骨肉分離作業の見直し(10月12日~16日) 4. 食品安全の遂行 4.1 経営陣の事件への関与 4.2 CFIAスタッフとの協働関係の確立 4.3 経営陣による食品安全遂行への決意 5. 結論及び提言 5.1 食品安全管理 XL Foods社(施設番号38)の、問題とされる4つの項目についての評価が行われた。まず、と畜施設に関しては、大腸菌の検出はよくあることから、同社に対しては、通常よりも高い検出率を監視するための適切な措置を実施し、管理対策を適宜変更することが求められる。同社では、こうした傾向分析が常に一貫して行われていたわけではない。 残る3項目(仮操業再開へ向けての検査、枝肉のサンプリング並びに検査、及び仮営業免許での切断並びに骨肉分離作業の見直し)については、第1弾の徹底見直しの後に第2弾の見直しが行われ、CFIAは事業所による管理対策により汚染のリスクが効果的に管理されていたことが分かった。 5.2 修正措置 CFIAによると、第1弾の徹底見直し期間中は事業所の衛生及びメンテナンスに関する不十分さがみられ、第2弾の見直しでは、当該項目については適切な措置が取られていた。 CFIAの所見によると、XL Foods社は全般的に、以下を含む改善がなされていた。 ・食品安全遂行に対する経営陣の実践の強化。 ・洗浄及び衛生手段の実施。 ・切断及び骨肉分離作業への衛生規範の適切な導入。 5.3 提言 と畜及び加工作業における営業停止措置は、以下を含む条件で解除される。 ・作業再開後は、CFIAに提出された計画書に従い、動物の処理量を制限しながら作業を行う。それによる効果がみられれば、CFIAの承認を得てと畜及び加工の処理量を徐々に増やす。CFIAは強化された食品安全管理のモニタリングを行う。 ・と畜及び加工に関与する全ての室内についてのCFIAによる操業再開前検査の結果が満足できるものでない限り、操業は開始されない。 上記条件はXL Foods社で生産された肉製品が「食肉検査規則(MIR)」に準拠し、公衆衛生と安全が守られることになるまで有効とする。 XL Foods社の監督強化状態から通常操業への移行時期は、CFIAが以下の時点で決定する。 ・強化されたサンプリング計画が満足できる結果を示したとき。 ・同社の修正措置が効果的に実施に移されたとCFIAにより証明されたとき。 ・同社による食品安全管理の強化計画が効果的に実施に移されたことが証明されたとき。 同社の管理措置が食品安全に対するリスク管理を効果的に行っていないとCFIAが判断した場合はいつでも、同社は営業免許の停止などを含む緊急措置の対象となる。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
情報源(報道) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
URL | http://www.inspection.gc.ca/food/consumer-centre/food-safety-investigations/xl-foods/assessment-of-establishment-38/eng/1350996393353/1350996638312 |