食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03680490164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、オランダにおける家きんのカンピロバクター契約検査のモニタリングデータに関する報告書を発表 |
資料日付 | 2012年10月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は10月9日、オランダにおける家きんのカンピロバクター契約検査のモニタリングデータに関する報告書を発表した。 ブロイラー肉は病原体のカンピロバクターに汚染されている可能性がある。台所の適正な衛生状態が保たれていない場合には、例えば肉が不適切な方法で調理される又は交差汚染が肉製品と台所用品の間で発生するなど、公衆衛生リスクの原因となる可能性がある。カンピロバクター感染症は、典型的な症状として下痢を引き起こすが、過敏性腸症候群などのより重篤な症状を引き起こすこともある。 RIVMは、ヒトの発病につながるブロイラー肉のカンピロバクター汚染を解釈できる客観的なリスク尺度を適用している。リスクは食鳥処理場によって異なることが判明している。よってこの方法は汚染負荷を低減することを目的とした特定の介入(管理措置)効果を評価するのに有用である。 2008年に養鶏業団体(NEPLUVI)と保健省の間で契約が締結された。この契約で、食鳥処理場16事業所において2008~2009年にブロイラーと体を定期的に検査することが取り決められている。冷却後のと体の皮とフィレ(切身)の両方についてカンピロバクターの実際の菌数が計測された。カンピロバクターは、夏季には冬季の10倍にもなる菌数が測定された。 食鳥処理場によっても製品間で明らかな差が観察された。16事業所のうちの2事業所は明らかに高いリスクを示した。より高いリスク期間は常に夏季になるとは限らないものであった。このことは、例えば食鳥処理場の全体の衛生状態やブロイラー飼育場の保菌率が高いなど、他の理由が関係していることを示すものである。食鳥処理場11事業所では製品の汚染が平均より低いものであった。 この産業分野においては既に衛生対策強化や装置設備の変更などの介入(管理措置適用)が始まっている。養鶏業界はRIVMと協力してこの定期検査を継続して実施し、例えば介入効果の分析など、追加分析を行う。 報告書(26ページ、オランダ語)は以下のURLから入手可能。 http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/330331005.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/330331005.html |