食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03660420208 |
タイトル | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、オレンジジュースのカルベンダジムに関するファクトシートを公表 |
資料日付 | 2012年8月31日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は8月、オレンジジュースのカルベンダジムに関するファクトシートを公表した。概要は以下のとおり。 カルベンダジムは果樹を含む一部の産物の真菌病を制御するために多くの国で使用されている殺菌剤である。アメリカがブラジルから輸入したオレンジジュース中に微量のカルベンダジムが検出された後、当局が一部の輸入品を一時停止したという米国からの報告後に、オーストラリアで懸念が持ち上がった。米国においてオレンジジュース及び濃縮オレンジジュース中で検出されたレベルは、オレンジ中に許可されたカルベンダジムに対する国際的に認可された値よりはるかに低かった。検出されたレベルは非常に低く、安全であると考えられたが、米国内ではオレンジへのカルベンダジムの使用は許可されていないため、全ての積荷でカルベンダジムの検査を行った。 1. オーストラリアで何がおこっているか? 全ての柑橘類への使用を含め、一部の農産物へのカルベンダジムの使用が2010年1月にオーストラリア農薬・動物医薬品局(APVMA)によって一時停止された。それ以降APVMAはカルベンダジムの使用の再検討を終え、追加の使用を停止した。FSANZは食品基準コード中のカルベンダジムの残留基準値(MRL)の変更を検討している。提案M1008はAPVMAによって公表されたカルベンダジムのMRL、コーデックス(国際基準を作る組織)の基準又は貿易相手国の基準に合わせるため他の団体によって要請されたMRLの検討を含んでいる。 2.消費者へのアドバイス 消費者は、オレンジ及び柑橘類のジュースからのカルベンダジム暴露が極めて低いため、オレンジジュースを飲むことに関して懸念する必要はない。 最近のオーストラリアトータルダイエットスタディ(ATDS)では、オレンジ及び柑橘類のジュースを多く飲む消費者であってもカルベンダジム暴露は急性参照用量(ARfD)、一日に安全に摂取できる量、のほんの約1パーセントであることが示されている。 ・平均4歳の子供で安全レベルを超えるには、一日に40リットル以上のオレンジジュースを飲む必要がある。 ・体重が70kgの成人で安全レベルを超えるには、約150リットルのオレンジジュースを飲む必要がある。 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/factsheets/factsheets/carbendaziminorangej5414.cfm |